武蔵野美術大学について解説していきます!
今回は武蔵野美術大学について解説していきます!
実際に僕が通っていたので、その時の経験をもとに解説していきます。
これから美大受験を始める人は是非参考にしてみてください!
武蔵野美術大学ってどんな大学?
武蔵野美術大学は通称”ムサビ”と呼ばれ、多摩美術大学の”タマビ”と同じような愛称になっています。
場所は一応東京ですが、かなり田舎で所沢や国分寺の近くの東京と埼玉の境目ぐらいにある大学。
都心からだと電車で1時間半ほどかかります。
美大は広い敷地が必要なので、郊外にあることが多いです。
歴史としては1929年に帝国美術大学(のちの武蔵野美術大学)が生まれ、1935年に多摩帝国美術学校(のちの多摩美術大学)と分裂。
なので、武蔵野美術大学はよく多摩美術大学と並ばれることがありますが、歴史的にも元々一つの学校だったんですね。
ムサビの特色について
ここからは武蔵野美術大学の特色について解説していきます。
僕が思うのは下記のとおりです。
・私立美大の中では多摩美と並び、トップクラスの人気
・全体で共通の実技カリキュラムがある
・全体で共通の実技カリキュラムがある
・文化祭はかなり盛り上がる
・教職課程が充実している
・私立美大の中では多摩美と並び、トップクラスの人気
武蔵野美術大学は私立美大の中では多摩美と並んでトップの知名度を誇ります。
美術に興味がなくても名前を聞いたことがあるぐらいの知名度。
東京藝大が東大なら武蔵美は早稲田や慶応と言ったところでしょうか。
東京藝大、ムサビ、タマビは美大の中では最も知名度があります。
人気大学で、美大受験をするときはこの中のどこかを目指すことになります。
・全体で共通の実技カリキュラムがある
武蔵美は全体で共通の実技カリキュラムがあります。
共通絵画や共通デザイン、共通彫塑と呼ばれるもので、自分の所属する学科以外の授業が受けられます。
(油絵科なら、共通彫塑とデザインの課題を取れます)
なので美術の一通りの制作や考えを学べるので基礎力はつきます。
完全に専攻で分かれるのは3年次からになります。
広く学べますが、その分自分の科のことは浅くなりがち。
メリットでもあり、デメリットでもありますね。
とはいえ、自分の科と違う授業は難しい分面白いです。
油絵科の友達は製図に苦労してました笑
友達は不満を言っていましたが、授業としては大切なものだと思います。
・学園祭はかなり盛り上がる
武蔵野美術大学の学園祭は割と力が入っていると思います。
ぐるなび主催の学園祭グランプリでは、装飾部門でなどかグランプリを取ったこともあるほど。
美大らしく、展示物には力をいれていますね。
学園祭は美大では作品展示が基本ですが、フリマも多く出店しており、学生の作った作品を購入することも可能。
在校生の普段の課題の作品が展示されているので展示数はかなり多いです。
作品を見るだけでも1日では回り切れません!
・教職課程が充実している
武蔵野美術大学は教職課程が割と充実しているかなと感じました。
僕は3年次まで履修していましたが、授業の内容はもちろん、”旅するムサビ”のサークルの活動がかなり活発です。
旅するムサビは小中学校や美術館と連携して、美術の作品の鑑賞の授業を行っています。
学生が自分の作品を持っていき、それに対して作品の感想を言って鑑賞を深める体験です。
僕はこの旅するムサビに所属していました。
実際の教職の活動にも役に立つ体験なので、美術の先生になりたい人はムサビで旅ムサに入ることをおすすめしています。
武蔵野美術大学の入学の難易度
武蔵野美術大学は私立美大の中では多摩美術大学と並んで人気で難しい大学です。
学科によっても倍率は変わりますが、1.5倍程度ですね。
本来の倍率は3~4倍と高いのですが、受験者の多くは東京藝大を目指しており、併願しているため実質倍率がこのぐらいです。
僕の体感ですが、学生の4割ぐらいが現役生、4割が1浪、残りが2浪以上だと思います。
美術予備校にはまる1年しっかりと通ってようやく現役で受かるかどうかのレベル。
東京藝大を目指していて、あえて浪人する人もいるので、意外と浪人生は多いです。
受験には実技とが学科があり、学科の配点割合が5割近くあるため、勉強もできていなくてはいけません。
学科が6〜7割取れていて、実技は予備校の中で上位3割ぐらいを維持できれば合格できると思います。
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