美術大学のメリットデメリットを解説!

美術大学のメリットデメリットを解説!就職・進路
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美大のメリットとデメリットについて解説していきます!

今回は美術大学に行くメリットとデメリットについて解説していきます。

これから美大に行こうか迷っている人は是非参考にしてみてください。

ちなみに、僕自身は武蔵野美術大学出身。

その時の経験をもとに書いていきます。

美術大学のメリット

メリットは主に下記のとおりです。

・自分の好きなことができる

・図書館の美術書が充実

・美術館に割安で入れる

・美術、デザイン系の就職にかなり有利

・アーティスト志望にはかなり有利

・自分の好きなことができる

美大の一番のメリットは自分の好きなことができることではないでしょうか。

ものを作ったり、絵を描いたりするのが好きな人は入らない理由がないほどです。

美大の授業は半分以上が実技で構成されています。

大体1~2年生の間は座学を半日、実技を半日受ける形になり、

3年次からはほぼ1日中実技になるので、制作に専念できます。

卒業するときも、卒業論文の代わりに卒業制作があり、半年~1年かけて1つの作品を完成させます。

一日中絵を描いたりできるので、好きな人にとってはいい環境だと思いますね。

また、ほかの学科の授業を取ることも少しですが可能なので、彫刻を彫ってみたり、映像やデザインをかじることも可能。

座学に関しても、美術に関連したものが多いです。

解剖学から美術史、生物学などが充実しています。

サークルもスポーツ系はあまり盛んではありませんが、陶芸部や特殊メイク、演劇などのサークルがありますね。

こざかい
こざかい

漫画やゲーム、アニメ好きなどの気の合う人があつまるのもメリットですね。

・図書館の美術書が充実

個人的にメリットだと思ったのが図書館の美術書が充実しているということですね。

建築や美術史、デザイン学などの本がそろっており、読み放題です。

これらの本は普通の本屋ではなかなか手に入らないものも多く、値段も高かったりするので、その点ではかなり良いですね。

4年間あっても読み切れません。

・美術館に割安で入れる

美大生になると美術館に割安で入れることもメリット。

学割になるのはもちろんですが、メンバーシップ制度によって、さらに割安になる場合があります。

ちなみに東京芸術大学だと、上野の国立科学博物館の常設展が無料で入れたりもします。

美大を卒業してしまうとこの割引は無くなるので、在学中に行きまくりたいところ。

制作の息抜きにいってみてください。

・美術、デザイン系の就職にかなり有利

美大は美術、デザイン系の就職にはかなり有利です。

デザイン職の多くは美大卒の人が多いので、その業界に入りたければ美大に行くのが一番の近道になります。

特に専門職に近い、カーデザインやアニメーター、広告業に行くなら美大に行く方が断然有利。

これらの就職にはポートフォリオが必須で、そこに自分の在学中の作品を掲載したりします。

一般の大学だとこのポートフォリオを作るのもかなり大変なので(作品の制作が難しいため)そういう意味でも美大に行く方がいいです。

各美大のHPには卒業生の主な就職先について書いてあるので、参考にしてみてください。

・アーティスト志望にはかなり有利

作家志望の人にとっても当たり前ですが美大は有利です。

具体的には下記の点が挙げられます。

・課題作品をそのままコンペなどに出せる

・文化祭や卒業制作展での展示にはギャラリストがよく来る

・コネクションができやすい

美大では課題作品をそのままコンペに出せるので、賞も取りやすいです。

普段の課題は時間を1か月近くかけた作品なので、クオリティも高く、コンペ上位はほぼ美大生の課題作品のこともよくあります。

作品の講評もあるので、ブラッシュアップも可能。

こざかい
こざかい

大学を卒業してしまうと制作の時間を取ることも難しくなります。

賞を取り続ければその分露出の機会が増えるので、作家になれる可能性も上がります。

また、展示の機会が多く、その時にギャラリストやコレクターなどの美術関係者が多く来ます。

その際にスカウトなどもあるので、作家になるチャンスが生まれます。

なので、将来作家になりたいと思っている人はまず美大に行くことが最初のステップになりますね。

美術大学のデメリット

次にデメリットについても紹介しておきます。

・制作はしんどいこともある

・就職は若干厳しめ

・学費が高い

・制作はしんどいこともある

自分の好きなことができる美大ですが、しんどいこともあります。

好きで本気でやるからこそですね。

作品は完成した時に講評があります。

そこでボロカスに言われたりすることもあるので、心が折れることもあります。

僕は毎回おなかが痛くなるような気持ちで講評に臨んでいました。

ほかの人の作品が良く見えたり、賞を他でとっていたりして活躍するのを見ると嫉妬したりもしますね。

・就職は若干厳しめ

美大生の就職は同じレベルの一般大学と比較すれば少し厳しいかなというのが現状です。

理由はいくつかありますが、マイペースな人が多い点があります。

そもそも就職しない人も一定数おり、そのせいか3年生になっても就職!という感じの雰囲気ではありません。

なので、就職に力を入れるなら周りに流されずに就職を意識する必要があります。

積極的にインターンに行ったり、意識の高い友人と情報交換しましょう。

こざかい
こざかい

自分のやりたいことを優先する人が多いのが美大の良いところでもあり、悪いところでもあります。

・学費が高い

美大は学費が高いです。

美大はほぼ私立大学で、学費も年間150万円以上かかるので、めちゃくちゃお金がかかります。

医大なの?と思うぐらいかかり、学費面で美大に行くことを躊躇する人も多いと思います。

予備校のお金も考えると相当ですね。

美大では経済や成績を考慮した貸与・学費の減免制度があるので、これらを利用しましょう。

まとめ

美大は楽しい部分もありますが、大変な部分もある大学です。

とはいえ、今の自分は美大に行ったことを全く後悔していません。

将来のことなので、自分でじっくり進路を考えてみてください。

こざかい
こざかい

このブログでは自分の実体験をもとに、美大受験や画材について解説しています。

美大合格の助けになる記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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