今回はアクリル絵の具で使う筆の選び方について解説していきます
一口に筆と言っても、使う絵の具によってその選び方はさまざま。
アクリル絵の具にはアクリル絵の具にあった筆があるので、そのあたりを具体的に紹介していきます。
アクリル絵の具の筆の選び方
筆の選び方のおおきなポイントは毛の種類と形状です。
この2つを抑えておけば基本的に大丈夫です。
・毛の種類
・筆の形状
・毛の種類
アクリル絵の具に使う筆主に2種類
・ナイロン筆
・動物毛の筆
・混合(リセーブル)
アクリル絵の具は乾燥が早く筆の毛が傷みやすいので、ナイロン筆を使うことが多いです。
アクリル画は油絵のように絵の具をしっかりのせて使うので、それに耐えられる腰の強いナイロンが好まれます。
ナイロンは価格も安いので、たくさん数をそろえられるのもうれしいポイント。
逆に、水を多く絵の具に含ませて水彩のように描くときには不向き。
ナイロンは水の含みが悪いので、すぐに絵の具がかすれます。
動物毛を使う場合は、水彩画のように絵の具を水でかなり薄めて使う人にオススメ。
その場合は筆が水分を多く含む動物毛の筆を使ってあげると描くのが楽です。
動物毛も動物の種類によって性質が異なりますが、リスやイタチ、馬などが使いやすいです
また、ナイロンと動物毛の混ざった筆もあり、それはリセーブル筆と呼ばれています。
性質はナイロン筆と動物毛の中間です。
どんな時でも使える万能筆なので、最初に揃えたい筆です。
迷ったらとりあえずリセーブル筆を選びましょう。
毛の種類について詳しくはこちら
・筆の形状
筆の形状は主に3つあります
これからアクリル画を始める人は最初はどれかだけではなく、
全部をバランスよく持っておくことをオススメします・
・丸筆
・平筆
・細密筆(面相筆)
・丸筆
キホンになる筆。線を描くのに使います。
先端が細くなっている筆のこと。
最初は大中小合わせて2種類ずつぐらいあると便利
・平筆
平筆は広い面を塗るときに使う筆で、絵の具の下地を作るときにもよく使います。
アクリル画では意外とよく使われる筆で、僕も丸筆よりも使う機会が多いです。
これはアクリル絵の具は絵の具をたくさん大胆に使うことが多いため。
丸筆と同様に最初は大中小合わせて2種類ずつぐらいあると便利
また、下地用に幅の広いナイロンの刷毛があると良いです。
・細密筆(面相筆)
細かい絵を描くときには細密筆を使います。
ネイル用のものや、フィギュア塗装用の筆でもOK。
細密筆は毛先のまとまりが重要ですが、アクリル絵の具は筆を痛めやすい絵の具なので、細密筆は消耗品扱いになります。
そのため、Amazonなどで安い大量のセットなどのものがオススメ
細密筆は絵の具がすぐ毛先に固まります。
そのため、大切に使っていても寿命は短いです。
おすすめの筆
ここからは実際にオススメの筆を紹介していきます。
ナイロン筆のオススメ
はじめてそろえるなら下記のセットがオススメ。
コスパが良く、2セットぐらい持っていると良いです。
高品質のものなら、下記のような画材メーカーが製造販売しているものを購入します。
主なメーカーは、ホルベインやターナー、ターレンスなど。
とはいえ、ナイロン筆の場合は動物毛に比べて品質の差は少ないので、上記の安いものでも大丈夫です。
動物毛のオススメ
筆は下記のセットがオススメ
動物とナイロン毛の混合(リセーブル)筆ですが、アクリル絵の具ではかなり使いやすいです。
大中小とセットになっているのもうれしいポイント
最初は2,3セットあればOK。
ちなみにメーカーは絵の具で有名なホルベインで、日本のメーカーになっています。
細密筆のオススメ
細密筆はAmazonだとたくさんの筆がセットになったものを購入するのが便利です。
画材店でもこのような販売はされていません。
僕個人としてはアクリル画は高い筆を2,3本買うよりも安い筆をたくさん買って使い捨てたほうが描きやすいと思っています。(特に細密筆の場合)
この安い筆の注意点として、長時間水につけると持ち手の塗装がめくれて剥げてきます。
(amazonのレビューでも指摘されており、僕も実際使ってみたら剥げました)
ですが、そもそも筆を水に長くつけるのは毛先がダメになるタブーな行為。
なので普段の筆のケアができていれば問題ないです。
刷毛のオススメ
刷毛はアクリル画ではよく使うので持っておきたいところ。
毛が抜けなければ安いもので大丈夫です。
ナイロンは安いものでも毛が抜けにくく、アクリル画の下地によく使うので、ナイロンがオススメ。
下記のものはサイズごとにセットになっています。
アクリル画の他の道具については下記の記事で解説しています
ぜひ参考にしてみてください
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