美大生はadobeのソフトは必要?
今回は美大生に向けて、adobeのソフトは必要なのか問題について解説していきます。
とくにこれから美大生になる人にとっては、adobeのソフトが授業などで必要なのかってあまりわからないですよね。
なので、僕が武蔵野美術に通っていた時の経験をもとに詳しく解説していきます。
adobeのソフトとは
ここでそもそもadobeって何?という方向けにadobeについて解説していきます。
adobeとは主にmacユーザー向けにソフトを開発しており、クリエイター向けのソフトが充実しています。
デザイン系の人にとってはほぼ必須なソフトなので、覚えておきましょう!
adobeのソフトには以下のようなものがあります。
・illustrator(チラシやDM、HPなどのレイアウトを作成する)
・Photoshop(画像の加工と編集)
・Indesign(カタログや雑誌の編集)
・Premiere Pro(動画編集)
などなど
これらが代表的ですが、このほかにもたくさんのソフトがあります。
クリエイティブ系の仕事の現場ではほぼ9割近い割合でこのadobeのソフトが使われており、トップのシェアを誇ります。
なので、もしあなたがデザイン系に進みたい人であればソフトの操作は必須になるので、操作には慣れておいた方がいいですね。
adobeのソフトが使えないデザイナーはいないというぐらい、有名でシェア率の高いソフトです。
以前はmacユーザー限定でしたが、数年前からWindowsとの互換性も出てきて、
さらにクラウド化してアプリになりました。
そのため、デザイン系の人以外にも幅広く使われるものになってきています。
美大の学科によってはadobeは必須
美大ではadobeのソフトを使う機会が多いので、自分のパソコンにもadobeを入れておきたいところ。
美大では大学の共有スペースにパソコンを用意していますが、そのほとんどのパソコンはmacでadobeのソフトを利用しています。
授業でもmacを使うことが多いため、その互換性から自分用のパソコンもmacにしてadobeのソフトを入れるのがベスト。
とはいえadobeのソフトは美大では学科によって必要性が変わります。
なのでここからは、学科別にどんなソフトが必要になってくるのかを解説していきます。
adobeのソフトが必要な学科
簡単に美大の学科別にadobeのソフトがどんな時に必要になるのかを具体的に解説していきます。
共通して必要になるときは、就活用のポートフォリオを作るとき。
ポートフォリオを作るためのソフトはadobeのillustratorや、Indesignを使うのがオススメ。
使いやすくてデザイン性も高いです。
ポートフォリオのようなカタログ制作はほかのソフトで代わりになるものがほとんどなく、
画像と文字を配置するだけならPowerPointでもできなくはないものの、ロゴや装飾、レイアウトにこだわるとなるとadobeは必須。
就活の場合、ポートフォリオのデザイン性は重要な検討の要素になるので、Adobeのソフトを使えることが必須になります。
また、就職の際の基本的なスキルとしてadobeのソフトが求められることも多くあります。
なので、adobeのソフトが使えないと就職の幅が狭くなるので注意しましょう。
デザイン系の就活では自動車免許やoffice系のソフトを使えるかどうか以上に、adobeのソフトが使えるかが重要になってきます。
デザイン科
デザイン科はほぼ必須レベルです。
プレゼンのためのボード制作で主に使います。
例えば、プロダクト系であればプレゼンボードを作るときによく使います。
デザインのCGを作成し、それをボードにillustratorでレイアウトし、一緒に配置する画像の編集などもPhotoshopで同時に行います。
動画でプレゼン用の資料を作る場合にはPremiere Proも必要。
また、ロゴやキャラクターなどのデザインもillustratorでおこないます。
なのでデザイン系の学科では、illustratorとPhotoshopはほぼ必須。
加えて、分野によって3D系のソフトや動画編集などのソフトが必要になってきます。
映像学科
映像学科ではもちろん動画編集ソフトは必須ですが、
映像の編集に使うソフトはadobe以外からも多くでています。
ですが、僕はadobeのPremiere Proがやはりオススメです。
理由としては、例えば自分がフリーランスで、クライアントがYoutubeにあげる動画の編集の仕事を請け負ったとします
その場合、現時点ではPremiere Proが使われることが多く、そのため今後の仕事を考えるとadobeがいいです。
油絵や彫刻などのファイン系
油絵科や彫刻科などのファイン系にはadobeのソフトは必須ではありません。
使用する機会としては、自分のポートフォリオを作るときにIndesign・illustrator・Photoshopを使うぐらいです。
ポートフォリオ自体作る頻度も少なく、凝ったものを作るのでなければ、ほかの代替ソフトを使ってもいいともいます。
ファイン系では在学中は必須ではないのですが、もしデザイン系の会社に就職をしたいのであれば、adobeは使えるようになっておいた方が良いです。
美大ではadobeの操作は教わらない
美大ではadobeの使い方を教わることはほぼありません。
これは、adobeのソフトの使い方は基本的なことなので、自分で調べて使ってもらうということになっています。
作品の提出の際にデザイン系のソフトがほぼ必須になることも多いのですが、使うソフトは任意でソフトを指定されていないません。
なので、各自で自分に合うソフトを使うことになるので、教わることはないです。
adobeの価格について
adobeは今までパッケージ版で販売されていましたが、最近はダウンロード版にのみの販売に切り替えています。
ダウンロード版では、月額課金で常に最新の状態でadobeのソフトを使うことができます。
2021年現在でコンプリート版の価格が月額で6248円で利用することが可能です。
※単体だと月額2,728円で利用できます。
正直、月額で6248円は正直結構高いんですよね。
仕事でがっつりデザインをやるときにadobeを使う人でないと、この金額はかなり割高。
adobeのソフトは学割もある
Adobeのソフトは学割もあります。
学割だと、初年度で月額2,178円、次年度からは月額3,278円で利用ができます。(2021年現在)
約6割程度安くなっていますね。
この金額でも若干高いですが、利用もアリ
理由はadobeのソフトを使えることが就活に有利だからです。
adobeソフトをつかえるのは就活に有利
adobeのソフトを使えるのは、就活でとても有利に働きます。
例えば、企業の求人情報で必要なスキルにillustratorやPhotoshopの基本的な操作ができることが求められてる場合があります。
これは就活に限らず、転職やデザイン系のアルバイトでも同じ。
デザイン系の会社にとってadobeソフトは、Microsoft officeのWordやExcelと同じぐらい基本的なものだからです。
なので、時間のある美大生のうちにAdobeのソフトを扱えるようにしておくと、大きなアドバンテージになります。
僕も大学の在学中に、せっかくだからデザイン系のアルバイトをしようと思い、いろいろ探しては見たのですが、そのデザインの仕事の多くにillustratorやPhotoshopの基本操作が求められていました。
WEBデザインにしても、広告物の制作にしても、すべてadobeで行われているのです。
なので、当時僕はそこまでadobeに触れていなかったので、応募することができなくて残念な思いをした経験があります。
そのため、これから美大に入学する人はできるだけ早くadobeのソフトに触れておいた方がいいです。
まとめ
・美大ではadobeが必須(特にデザイン科)
・ポートフォリオや課題でadobeを使うことが多く、独学で覚える必要がある
・adobeは就活に有利
・学割を利用しよう
今回の記事の内容をまとめるとこんな感じです。
ぜひこの機会にadobeを利用してみてはいかがでしょうか!
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