美大の独学はアリなのか?
今回は独学で美大受験できるの?というテーマで簡単に解説していきます。
美大受験の道のりはこちらですべてまとめるので参考にしてみてください↓
独学のデメリット
独学の美大受験ですが、基本的にデメリットしかありません。
デメリットは大きく3つあります。
・上達がかなり難しい
・他の人の作品を見られない
・モチベーションが上がりにくい
・上達がかなり難しい
最大のデメリットは上達がかなり難しいこと。
ほぼ指導されないので予備校に通うのとは体感で4分の1ぐらいのペースの上達具合になります。
最近では本やYoutubeなどでデッサンに関するものが充実してきており、それらを読むだけで上達は期待はできますが、それでも限界があります。
本や動画では描き方はわかりますが、絵の考え方やモノの見方の理解がむずかしいです。
絵は空間の表現や、色彩感覚、量感など実際に指導されないとわかりづらい感覚があるため。
また、独学で描くと癖がついてしまうこともあります。
偏った絵の描き方が癖としてつくと合格が難しくなるので注意しなくてはいけません。
また、デッサン以外の着彩、平面構成、立体構成は参考となるものが少なく、独学はほぼ難しいですね。
・他の人の作品を見られない
他の人の作品を見る機会が少ないのも大きなデメリット。
美大受験を目指すときに、だいたいみんな初めて行く予備校で浪人生の絵のうまさを見て心を折られるところから始まります。
そのうまそうに見える浪人生の絵も合格したわけではないということを感じて、自分がどの程度絵を上達させなきゃいけないかの目標ができます。
独学だとこの目標が見えないので、絵が少し上達しただけで満足してしまい、上達につながっていきません。
少なくとも美術予備校の短期の講習にいって、自分がどのレベルまでを目指すのか見ておいた方が良いです。
・モチベーションが上がりにくい
独学はモチベーションが上がりにくいです。
絵は普通の勉強のように図書館やカフェで、、とはいかないので、自宅で描くことになります。
家だと、テレビやゲーム、スマホなどの誘惑も多いですし、家族がいたりで集中するのが難しいですね。
僕は予備校に通うのが圧倒的におすすめ
結論から言うと予備校は本当に通った方がいいです。
すくなくとも半年、できれば1年。
もし本当に通えない、、ということであれば実技の少ない建築学科や芸文の学科に変えるのも一つの方法。
美大には大学の奨学金などもあるので、それらを利用してください。
僕が予備校生だったころにいた人で、1年独学した後で予備校に通いだした人がいて、その人は実技があまりよくなかったです。
現役の貴重な1年を無駄にしないためにも早めに予備校に通うのをおすすめします。
とりあえず予備校の体験入学や短期講習に参加してから決めると良いです。
独学の方法
最後に独学の方法にも軽く触れておきます。
まず座学ですが、私立美大の場合は4~5割ぐらいの配点になっており、かなり比重が大きいです。
そのため、しっかりと座学の勉強することが大切。
実技はクロッキーと模写が独学では上達の効率が良いです。
具体的な方法は長くなるのでこちらで解説しています↓
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