大小遠近法とは?簡単に解説!

大小遠近法とは?簡単に解説!アートの専門用語解説
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大小遠近法とは?

大小遠近法とは、物の大きさだけで遠近感を表す遠近法です。

遠近法の中でもかなり理解しやすいものですが、改めてどういうものか確認していきましょう!

大きさだけで遠近感を表す

大小遠近法は大きさの遠近法です。

自然の法則として、遠くにあるものほど小さく見えますよね。

それを利用した目の錯覚で遠近感を出します。

どのくらい離れていると、どのくらい小さくなるのかはある程度決まっています。

これは作図によって表現することができ、パースとも呼ばれています。

パースについてはこちらの記事で解説しているので、参考にしてください↓

決まった大きさのあるものには特に有効

大小遠近法は、物の大きさがある程度決まっているものに特に有効です。

例えば、人物は身長が160cm前後ぐらいの目安がありますよね。

基準があるものは、距離と大きさが正確に反比例します。

人間の場合は遠くにいるのにめちゃくちゃデカいなんてことはないですからね。

逆に大きさのないもの、例えば抽象的なイメージや、四角や丸などの基本図形などは大小遠近法は効きにくいです。

あえて遠近法を逆に利用する手もある

大小遠近法はあえて逆らう方法もあります。

例えば遠くにあるものを大きく見せるような手法ですね。

遠くにあるものを大きく描くことで、それの大きさを誇張させます。

この手法は日本画の浮世絵でもよく見られる方法で、遠くにある富士山を大きく描くことで、富士山がとても大きく見えるようしています。

こざかい
こざかい

浮世絵の富嶽三十六景を見るといいですね!

上記のものは本来の富士山よりもかなり大きく描かれています。

富士山の存在感を表すためですね!

ほかの遠近法について

ほかの遠近法には下記の種類があります。

もっと詳しく遠近法を知る

今回は遠近法の種類についてザックリと説明しましたが、実際はもっと奥が深いです。

より深く知るには下記の本がおすすめ。

これらを知ることでより完成度のある絵を描くことができるのでぜひ参考にしてみてください。

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