不透明水彩絵の具のメーカーについて特徴をまとめてみました!
今回は不透明水彩絵の具の特徴と、主なメーカーについて簡単にまとめてみました!
透明水彩に比べると使っている人が少ないマイナーな絵の具ではありますが、ポテンシャルは十分に持った絵の具だと思っています。
これから購入を検討している人は是非参考にしてみてください。
不透明水彩絵の具とは?
不透明水彩絵の具(ガッシュ)は下地の隠蔽率が高い水彩絵の具です。
下の色を隠しやすいので、透明水彩よりもしっかりと強く色が出るのが特徴。
これは顔料がより多く配合されているため。
これで描いた絵の見た目の印象としては、アクリル絵の具に近くなりますね。
アクリル絵の具は乾燥後に耐水性になりますが、不透明水彩絵の具は水に溶けるので、きれいなグラデーションが作りやすいです。
主な不透明水彩(ガッシュ)のメーカー
不透明水彩水彩絵の具の主なメーカーは下記の通りになっています。
現状はホルベインが最もおすすめ。
・ターレンス
→安いが、色数が少ない
・ホルベイン
→一番おすすめ。色数のバリエーションがかなり豊富
・ウィンザーアンドニュートン(W&N)
→質はいいものの、入手がしづらい。
・ターレンス
ターレンスの不透明水彩は価格がかなり安い絵の具。
全12色とかなり色数が少なく、僕はあまりおすすめしていません。
発色もそこそこで使いやすい絵の具ではあるんですが、どちらかというと子ども用になっています。
12色だと好きな色を作るのが難しく、ターレンスよりも色数が10倍以上あるホルベインのほうが断然おすすめ。
・ホルベイン
ホルベインの不透明水彩は現状では一番おすすめできます。
色数がとても多く、基本シリーズで137色、日本色 彩シリーズで48色とかなり充実しています。
※基本色と彩シリーズは重複するので、あわせても137色で全色になります。
ホルベインは不透明水彩にかなり力を入れていることがわかりますね。
色数が多いのはかなりのメリット。
絵の初心者ほど混色が難しいので、色数が多いほどのその手間が省けて絵を描くのが楽になります。
彩シリーズは日本の伝統色で、少し落ち着いた色になっているのが特徴。
色の鮮やかさが落ち着くので、大人っぽい雰囲気の絵になりやすいですね。
今の日本では最も充実しており、入手もしやすいのがホルベインです。
不透明水彩絵の具を使うなら今のところほぼ一択。
・ウィンザーアンドニュートン(W&N)
今回紹介するものの中では最も高価です。
色にもよりますが、14mlサイズで600円前後。
ウィンザー&ニュートンは透明水彩のほうで有名ですが、不透明水彩もあります。
全体的にどの色もとても発色が良く、色も濃いのですが
現状、画材店やネットショップでも手に入りにく絵の具で、単色での購入も難しくなっています。
ネットでかなり探しましたが、唯一amazonのこのリンクのところで購入できます。(か検索にヒットし辛く、探すのが大変でした)
ここでは6色セットと10色セットまで購入できるので、試してみたい方は是非。
ウィンザー&ニュートンはヨーロッパの画材メーカーなので、その周辺では購入しやすいのかもしれませんが、日本ではかなり入手し辛いです。
とても惜しいですね。
ネット販売が充実するのを待つぐらいしかないので、ホルベインのほうをおすすめしています。
コメント