今回は重ね塗りの得意な色鉛筆について紹介していきます!
重ね塗りと混色が得意な色鉛筆とそうでない色鉛筆の違い
重ね塗りが得意な色鉛筆は色を重ねたときにしっかりと重ねた色が定着します。
一番重ね塗りが得意な色鉛筆はカリスマカラーで、一度塗った上からも線が分かるほどはっきりと描けます。
逆に重ね塗りが苦手な色鉛筆は滑る感じがしてうまく色がのりません。
イメージとしてはワックスのかかったつるつるな場所に色鉛筆で描いたような感じ。
つるつるしているので、上から重ねたときにかすれるような感じになります。
似たような画材にクレヨンとオイルパステル(クレパス)があります。
クレヨンは重ね塗りが苦手ですが、オイルパステルは重ね塗りが得意で色鉛筆と似たようなところがあります。
色鉛筆は高価格帯になるとこの重ね塗りや、混色がうまく作れるものが増えてきます。
混色や重ね塗りが得意な色鉛筆
ここからは重ね塗りや混色が得意な色鉛筆を3つ紹介します。
紹介するのはこの3つ
・ぺリシア(追記 廃盤になりました)
・カリスマカラー
・ファーバーカステル ポリクロモス
ちなみに価格が高いものほど、混色や重ね塗りがしやすい傾向にあります。
重ね塗りとグラデーションの比較
実際に描いて比較してみました!
・ぺリシア
軽い力で塗れるので、画用紙の紙の目をつぶさずに塗ることができる
色鉛筆としては癖がなく、高品質でどんな時にでも使えます。
グラデーションが一番きれいに作れる色鉛筆
・カリスマカラー
芯がとても柔らかく、濃淡がハッキリとした色のグラデーションが作れる。
上から重ね塗りしても線が残りやすいので、上からこすったりするとうまくなじませることができる。
重ね塗りがかなり得意な色鉛筆
・ファーバーカステル
芯が柔らかすぎないので、紙の目をつぶしてグラデーションが作れる
色の境目が分からない、繊細なグラデーションが作れる
色調が色鉛筆らしくて、明るくてきれい。
簡単にまとめるとこのような感じになります。
同じ色鉛筆でも意外とはっきりと違いが分かれていました!
ぺリシア※廃盤
ぺリシアは芯の発色の良さ、重ね塗り、混色が最高クラスの色鉛筆です。
重ね塗りと混色の良さで決めるならこの色鉛筆
重ね塗りしても紙の目をつぶさずに混色できるほど、少ない力でしっかりと色が重なります。
※追記 ぺリシアは2020年に廃盤したようです。
パッケージも手帳みたいでかなりオシャレ。
ほかの色鉛筆は缶とか紙のケースが一般的ですが、ぺリシアはしっかりとした厚みのある合皮のケースに包まれています。
色鉛筆なのにかなり見た目に気を使っていて高級感が溢れます。
プレゼントにもおすすめできるそんな 色鉛筆になっています。
※現在廃盤になってしまいました。
カリスマカラー
カリスマカラーは最高に芯が柔らかい色鉛筆として知られていますが、重ね塗りが得意な色鉛筆です
カリスマカラーは描いたときにクレパスのようなねっとりとした感じが特徴的。
混色も油絵具を使っているかのような感じで重厚感のある色を混色できます。
カリスマカラーは今はやりの写真のような色鉛筆画を描くときにもよく使われています。
とりわけ発色と色の濃さが強いので、色鉛筆とは思えない風合いの絵が仕上がります。
混色はきれいなグラデーションを作るのはやや難しいものの、色は濃くはっきりと出ます。
これは重ね塗りができすぎて、上から描いても線がはっきりと残るため。
グラデーションを作るには、塗った後に指などでぼかしたりするとよりきれいに作れます。
重ね塗りはかなり得意。
一度塗った場所にも上から描いた線が分かるほどはっきりと線を描くことができます。
使ってみた感想は詳しくはこちらで解説しています。
ファーバーカステル ポリクロモス
ファーバーカステルの色鉛筆は高価格帯の色鉛筆では珍しく芯の固さが普通です。
そのため、色鉛筆らしい風合いで描ける王道の色鉛筆。
色鉛筆は高価格帯になると、カリスマカラーやぺリシアなどのように芯の柔らかいものが大半になってきます。
そんな中で、芯の程よい硬さを持った色鉛筆です。
混色はかなりきれいに作ることが可能。
色鉛筆特有の明るい色調で、繊細な色のニュアンスを出すのが得意。
色の境目が分からないくらいにグラデーションできます。
重ね塗りも比較的塗ることができます。
詳しくはこちら↓
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