今回はカリスマカラー(旧プリズマカラー)を入手したので実際に使ってみました。
僕は今から1年ほど前に購入して今でも使い続けています。
カリスマカラーはほかの色鉛筆に比べてかなり特徴的な色鉛筆なのでぜひ使ってみてほしいですね。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
カリスマカラーは実は色鉛筆の中で群を抜いて個性的な特徴を持っています。
その特徴を解説していきます。
カリスマカラー(旧プリズマカラー)とは?
カリスマカラーとは、サンフォード社が製造販売する油性の色鉛筆。
日本ではあまりなじみのない色鉛筆メーカーだと思いますが、
アメリカではかなり人気の色鉛筆。
日本でも一部の界隈では熱れつなファンがいる色鉛筆になっています。
最大の特徴は芯の柔らかさ。
ほかの色鉛筆を差し置いて断トツの柔らかさと発色を誇ります。
使った感じは色鉛筆を超えてクレヨンに近い感じ。
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色鉛筆の中で一番めちゃくちゃ柔らかいです。
メーカーはサンフォード
カリスマカラーは会社の買収により名前が変わってきています。
イギリスのべロール社の「イーグル色鉛筆」
↓
アメリカのサンフォード社のイギリス支社「プリズマカラー」
↓
アメリカ販売用は「プリズマカラー」、ヨーロッパでの販売用は「カリスマカラー」
買収によりこのように変移しているようです。
少しややこしいですが、カリスマカラーとプリズマカラーは現在では両方とも販売されています。
カリスマカラー(プリズマカラー)の特徴
カリスマカラー(プリズマカラー)の特徴はこの3つ
メリット
・芯がかなり柔らかい(色鉛筆でトップクラス)
・色合いはかなり鮮やかで力強い(色鉛筆でトップクラス)
・重ね塗りが得意
デメリット
・価格が高い
この3つに性能を全振りしたかなり個性的な色鉛筆になっています。
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最大の特徴は芯の柔らかさです、、!
一度描いたら癖になりますよ
特徴1 芯がかなり柔らかい
カリスマカラーの最大の特徴がその芯の柔らかさです。
芯の柔らかい色鉛筆は、ぺリシアやパブロなどいくつかありますが、カリスマカラーが最も柔らかいです。
質感もかなり独特で、ほかは割とさらっとしているのに対し、カリスマカラーはねっとりとした柔らかさ。
たとえるならクレヨンに近いです。というかほぼクレヨン。
原料におそらくワックスが多いのだと思います。
これに慣れるとほかの色鉛筆が使えない人も出てくるくらいなので、一度使ってほしいです。
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カリスマカラーは色鉛筆というよりはクレヨンみたいな感覚で使えます、、!
補足
色鉛筆の硬さは原料のオイルとワックスの分量で決まります。
ワックスの割合が多いほど芯が柔らかくなります。
詳しくはこちらで解説↓
特徴2 色合いはかなり鮮やかで力強い
色合いは鮮やかで力強いです。
芯が柔らかいので紙に一度に多くの顔料が乗り、その分発色が強くなっていますね。
クレヨンも鮮やかですが、それに近い~ほぼ同じくらいの発色。
色合いは鮮やかながらもやや落ち着いた感じで、力強さを感じさせます。
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とても鮮やかなので、よくSNSに上がるようなリアルな色鉛筆画はこの色鉛筆を使っていることが多いです。
特徴3 重ね塗りが得意
重ね塗りはかなり得意な色鉛筆です。
かなり濃く塗った上からでも簡単に塗ることが可能。
軽い力でも重ねていけるので、重ねると逆に線になって目立つほど。
なので、グラデーションを作る場合は指でなじませたりするのをおすすめします。
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色鉛筆は一度塗ると重ねるのがかなり苦労する画材です。
ですが、カリスマカラーはしっかりと重ねていける点でとても優秀。
暗い色の上に明るい色をのせることも可能。
特徴4 価格が高い
カリスマカラーは1本当たり200円ちょっとします。
これは色鉛筆全体としては結構高級路線の部類。
一般的に、普通の色鉛筆は1本80~100円ほど、高価格は150円以上だと思っています。
なので、カリスマカラーの36色をそろえようとすると7000円以上しちゃうのでちょっと気軽には買いにくいですね。
実際に比較してみました
実際にどのぐらい柔らかいのかを比較するために、画像をとりました。
比較対象は三菱鉛筆のぺリシアとファーバーカステルのポリクロモスです!
![](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/04/img_8997-1024x768.jpg)
比較してみるとよくわかるのですが、カリスマカラーかなり柔らかいです。
ねとっとした質感でまるでクレヨン。
引いた線の感じも芯が普通のファーバーカステルとはかなり違いますよね。
カリスマカラーの線の質感はクレヨンそのもの。
かなりねっとりとしたオイル感があります。
細い線を引くのが苦手な代わりに、広い面積を塗ることが得意です。
また、特徴的なのが重ね塗りがかなり簡単にできます。
上から描いてもしっかりと線が残るほど重ねられるほど。
芯が柔らかいこともあり、発色もかなり良いです。
これが色鉛筆なの?と思うほど。
紙の上にがっつり顔料が乗るので、発色もよく見えます。
色の感じはほかの色鉛筆と比べて力強い印象。
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比較すると、ぺリシアは鮮やかな感じ、
ファーバーカステルは明るい感じがしますね
カリスマカラー(プリズマカラー)を購入できる場所
カリスマカラーは大きめの画材店では見つかると思います。
一方で小さめの画材店や、文房具店ではまず置いていないでしょう。
アメリカではメジャーですが、日本ではまだマイナーな色鉛筆の部類。
コアなファンが多いので、画材店でももっと取り扱ってほしいところ。
そのため、購入はAmazoのようなネットがオススメです。
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結構高価な画材なので、楽天などを利用して購入時にポイントがたまるようにしましょう!
最高の色鉛筆画を描くにはめちゃくちゃおすすめなのでぜひ使ってみてください!
補足 カリスマカラーとプリズマカラーのちがいについて
カリスマカラーとプリズマカラーはほぼ同じものですが、若干違う点があるので、まとめました。
異なる点
・パッケージ
・軸の品質
・価格
・パッケージの違い
プリズマカラーのパッケージはアメリカらしいイラストが描かれています。
カリスマカラーのほうは文字だけの大人っぽいパッケージ。
・軸の品質の違い
僕はあまり感じなかったのですが、Amazonや楽天のレビューを見ていると品質がカリスマカラーのほうが良いというレビューをよく見かけました。
プリズマカラーは木のや芯が欠けていたりするようです。
とはいえ色鉛筆としては十分使えるレベルなのであまり気にしなくても良いと思います。
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芯の発色や描きやすさはほぼ変わりません。
というか同じなので、プリズマカラーを買った方がお得です。
・価格
価格は同一製品にもかかわらず、プリズマカラーのほうが結構安くなっています。
大体1本あたり50円ほど安いですね。
手に入りやすい価格になっているので、プリズマカラーがおすすめです。
個人的にはプリズマカラーを買ったほうがいい
個人的にはプリズマカラーを買ったほうがいい思っています。
名前が違うだけの同一商品なので、品質には差がないにもかかわらず、価格はプリズマカラーのほうが安いため。
実際、amazonではプリズマカラーのほうが安くなっています。
これはカリスマカラーのほうは並行輸入品になっているので、販売元の違いと手数料の関係だと思います。
発色などは全く同じなので、プリズマカラーのほうがおすすめ。
また、プリズマカラーのほうは現在、日本での店頭販売はほぼ無く、ネットでのみ購入できます。
なので、この機会にぜひAmazonや楽天で購入してみてはいかがでしょうか!
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