カブトムシの簡単な絵とイラストの書き方!
今回、もうすぐ夏休みということで、カブトムシの描き方について解説していきます!
真上から見たときと、真横から見たときの2パターンを描くので、形の理解もばっちりできる内容になっています。
また、動画も合わせて詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
カブトムシは男子ならだれもが憧れる昆虫ですね。
ぜひかっこよく描けるようになってみましょう!
カブトムシを描くときのポイント
カブトムシを描くときのポイントは下記のようになります。
・足をしっかり描くとリアルに見える
・足の生えている場所を意識して描こう
・光沢感を出そう
これらのポイントに気を付けることで、普段の絵のクオリティが上がります。
ちなみに、これらの特徴は、くわがたやカナブンにも共通する特徴です。
絵は些細なポイントに気が付くだけで、ぐっと良くなるところがあります。
カブトムシをかくときは、この3つのポイントが
・足をしっかり描くとリアルに見える
カブトムシは足の形が細かく、これをしっかり描くことでグッとリアルに見えるようになります。
脚足は描いていて楽しいポイント。
カブトムシの足は、簡単に言うと三角形が連なったような形をしています。
これはクワガタやカナブンなどの甲虫類には共通している特徴。
・足の生えている場所を意識して描こう
昆虫を描くときは、足の根元が見えないので、どこから生えているかを意識しながら描くことが大切。
僕も予備校時代は講師に
「見えないものを意識して描くことが大切」と言われ続けていました。
特に上から見たときは、足がどこから生えているかを意識することが大切。
前足は思ったよりも前についていることが分かります。
この足のつき方は、ほかの甲虫(くわがたや、カナブン)も同じです。
重要なので、しっかりと覚えておきましょう。
・光沢感を出そう
カブトムシやクワガタなどの甲虫は体がとてもツヤツヤしている個体が多いです。
かなり特徴でもあるので、そのツヤの感じを絵でも表現できるといいですね
ツヤの感じを出すには、色のコントラストを少し強くしてあげる必要があります。
コントラストとは、白と黒の明るさの差のことで、これを強くすると、光沢のある金属やガラスに近づきます。
↑下側の絵の方がコントラストが少し強くなっています。
より光沢感が出ているように見えますよね。
上から見たときのカブトムシのイラスト
カブトムシを上から見たときはこのような感じになります。
角の先端もよく見ると枝分かれしているのも特徴的。
真上から見たときの昆虫を描くときは、体が左右対称になるように意識しましょう!
足の付け根の位置も確認しておきましょう。
足はリアルに描けるポイントなので、よく観察しておきます。
色は茶色系統~赤茶の色で描きます。
立体感を意識して、陰になるところをしっかりと暗くしておきましょう。
胴体に接している足のところは暗い影になるので、暗くしておくと体が立体的に見えます。
これで完成です。
水彩色鉛筆だと、羽のつやっとした感じが表現しやすいです。
水で濡らした時の水彩の雰囲気が合いますね!
真横から見たときのカブトムシのイラスト
カブトムシは真横から見ると、おなかにふさふさの毛が生えています。
また、真横から見たときには角の先の枝分かれは本来見えませんが、少し斜めにして見えるように描いてあげると良いです。
見えるものをそのまま描くだけが絵ではありません。
このように、現実を絵の中で少し変えることを「絵作り」と呼びます。
色を塗るとこのような感じになります。
床に落ちる影も描いてあげましょう。
また、頭と背の境目の溝もかなり暗い影になっているので、しっかりと暗くしてあげます。
これで完成です!
角の付け根のところはもっと複雑ですが、そのまま描くとグロテスクになりそうだったので、簡略化しています。
ヘラクレスオオカブトとコーカサスオオカブト
カブトムシの中でも人気の高い、コーカサスオオカブト(右)と
ヘラクレスオオカブト(左)を描いてみます。
日本には生息していませんが、角がかなり特徴的で有名なカブトムシです。
真上から見たときの昆虫を描くときは、体が左右対称になるように意識しましょう!
ヘラクレスは体のまだら模様が特徴的。
対してコーカサスオオカブトは黒1色です。
コーカサスオオカブトは全部を黒く塗りつぶさずに、明るいところは白く残しておきましょう。
これで完成です!
今回使用した画材
今回使用した画材はアルブレヒトデューラーの水彩色鉛筆。
色鉛筆としてとても使いやすく、僕自身、最近はずっとこの色鉛筆を使っています。
画材を変えるだけで、絵の雰囲気や見た目が大きく変わり、絵を描くのが楽しくなることもあります。
ぜひこの機会に使ってみてはいかがでしょうか。
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