粘土のカビの対策方法
今回は粘土のカビ対策について簡単にお話をしていきたいと思います。
実は粘土にはカビが生えることがあるんです。
僕自身もよく制作に粘土を使ったことがあり、カビをはやした経験もあります。
その実体験をもとに、どの粘土がカビが生えやすいのか、どう対策をすればいいのかについて解説。
粘土は管理が悪いと普通にカビが生えます。
少し気にするだけで対策もできるので、気を付けましょう。
カビの生える原因
粘土にカビが生える原因ですが、粘土に含まれる水分や、手垢などの汚れによってカビが生えることがあります。
粘土の表面に白っぽいカビが生えたり、アオカビが生えたりします。
また、木の粘土板に放置したりすると、板のほうにもカビが広ることも。
粘土長期間保存すると生えやすいので注意しましょう。
粘土のカビは皮膚病の原因になる
ここで僕の体験談についてお話しします。
僕は予備校時代に美大受験の対策として、水粘土をよく使っていました。
その時に、水粘土をずっと繰り返し使っており、すこしカビが生えてしまってもそのまま使っていたんです。
ですが、何度も使っているうちに手のひらが湿疹で真っ赤になってしまった経験があります。
粘土を使うと手がとても乾燥するので、その乾燥と湿疹のダブルパンチで手がボロボロで血が出るほどに。
その時は皮膚科に行って、ステロイドの薬を付けると治りました。
ほかの友達はなんともなっていなかったので、体質にもよると思いますが、気を付けたほうがいいですね。
粘土のカビは意外と危険です。
僕の場合は手のかゆみが止まりませんでした。
カビの生えやすい粘土の種類
カビの生えやすい粘土は以下の種類があります。
・水粘土
・小麦粘土
カビの生えにくい粘土の3特徴として、
水分を含み、固まらず、防カビ剤が入っていない
これらに当てはまる粘土はカビやすいので注意しましょう。
水粘土は水分を多く含み、なおかつ繰り返し使うのでとてもカビやすい粘土です。
例えば、粘土を木の粘土板に放置したりすると3日ほどで青いカビが生え始めます。
天然由来の小麦粘土はカビに気を付けましょう。
防カビ剤自体は体に良くないものの、カビも当然体に良くないので、
繰り返し使えるものの、基本的に消耗品としてとらえておきます。
小麦粘土は添加物が無いから人体に安心、とも限らない場合があるので注意。
また、水粘土は僕の経験上、かなりカビやすいので気を付けましょう。
カビの生えにくい粘土の種類
逆に生えにくい粘土はこちら
・紙粘土、石粉粘土
・樹脂粘土
・油粘土
紙粘土や石粉粘土の多くは原料に防カビ剤が含まれていることが多く、
水分を含むものの、カビが生えにくい粘土になっています。
※防カビ剤の有無はパッケージの裏の原材料の欄にしっかりと明記されています。
また、最終的には硬化させるので繰り返し使うこともなく、その点も生えにくいポイント
とはいえ、硬化後に水に浸したりするとカビが生えるので、硬化後は濡らさないようにしましょう。
石粉粘土のオススメはこちら↓
樹脂粘土や油粘土も同様の理由からカビが生えにくく、
樹脂粘土は防カビ剤を含み硬化すること、油粘土は水分を含まない点でカビが生えにくい粘土になっています。
油粘土は水粘土よりもカビが生えにくい粘土ではありますが、定期的に新しく交換したほうが良いですね(3か月に1回程度)
樹脂粘土についてはこちら↓
まとめ 粘土は定期的に交換しよう
粘土は消耗品です。
かびさせないためには、繰り返し使える粘土でも定期的に新しく交換しておくことをオススメします。
とはいえ、画材として粘土はとても優秀なので、かびないように気を付けて楽しく使っていきましょう!
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