今回はレジンの着色の方法について解説していきます。
レジンならではの少し特殊な塗料もあるので、そのあたりも含めて紹介させていただきます。
ちなみに僕のオススメのレジンはこちら↓
レジンを着色する2つの方法
レジンに着色する方法は2つ。
レジン液に着色料を混ぜる方法と、硬化後に着色する方法です。
それぞれ必要な画材は異なるので、具体的にどのようなものを使えばいいのかを紹介します。
硬化前のレジンに混ぜこんで着色する方法
硬化前のレジンに混ぜ込んで着色する方法は2つあります。
・専用のインクを混ぜ込む
・粉末顔料を混ぜ込む
インクを混ぜ込む方法が1番オーソドックスな方法です!
専用のインクを混ぜ込む
レジンに色を混ぜ込むには専用のインクを使います。
この方法が一番ポピュラーです。
インクだと透明感のある色をつけることが可能。
フリマで見かけるレジン作品のほとんどはこのインクを混ぜ込んで制作しています。
注意点として、混ぜすぎると硬化不良を起こしやすくなるので、レジンに対して1~2割程度に収めます。
このあたりはパッケージの説明書に記載されているので、よく確認しましょう。
ちなみに違う色のレジンを組み合わせるとグラデーションも作れたりします。
レジンに直接色を混ぜ込むので、レジンの厚みによっても色の濃さが変わります。
補足
インクには染料と顔料があります。
染料のほうは色がきれいですが、退色が起こります。
顔料のほうは退色に強い特徴があるので、買うときに確認するといいですね。
顔料のものだと下記のものがおすすめ↓
粉末顔料を混ぜ込む
他にはキラキラとした粉末顔料を混ぜ込むなどの方法もあります。
下の商品のようなものが代表的で、混ぜ込むとパールのようなラメの感じを表現することが可能に。
インクを混ぜるのとは雰囲気が違った感じになりますね。
日本画用の岩絵の具も粉末顔料なので、それでも着色可能だと思います。
ほかには蓄光パウダーなども混ぜ込むと楽しいですね。
暗闇で光るレジンも作れますよ!
蓄光パウダーを使う場合は周りを汚さないように注意!
補足 アクリル絵の具や油絵の具は混ぜ込めません。
ちなみにアクリル絵の具や油絵の具などを混ぜることはできません。
レジンとは水と油のように弾き合うので上手く混ざらないため。
また、大量にレジンとアクリル絵の具を混ぜた場合は最悪、発熱してガスが発生するようです。
必ず専用のインクを使いましょう。
樹脂はほかの種類の液体と混ざりにくい素材です。
そのため、混ぜるのは専用の染料または固形物にしましょう。
固まったレジンに着色する方法
固まる前のレジンに着色する以外に、固まってから着色する方法もあります。
・アクリル絵の具で塗る
・染料を染み込ませる
染料をしみこませる方法は高度ですが、透明感のあるきれいな仕上がりになります。
アクリル絵の具で塗る
固まったレジンに絵を描いたりして絵の具を使う場合、
着色する絵の具はアクリル絵の具がおすすめ。
アクリル絵の具は金属やガラスなどにも描ける絵の具で、当然レジンにもしっかり描けます。
アクリル絵の具で描いた後は上から薄くレジンを塗ってコーティングすると落ちにくくなり、艶も出るようになります。
ちなみに、レジンを固めて、絵の具で描いてを繰り返して層にしていくと立体的な絵も描くことができますよ!
これは僕が以前に作ったやつです↓
ほかの絵の具ですが、水彩絵の具ははじいて固まらないので注意。
油絵具の場合は扱いにくいので、おすすめしません。
ちなみにアクリル絵の具はターナーのアクリルガッシュがオススメ。
色数のバリエーションが多く、ほしいと思った色は大抵見つかります!
アクリル絵の具に関して詳しくはこちら↓
染料を染み込ませる
また、レジンが固まった後でも、インクを混ぜた時のような透明感のある色を作るものもあります。
このタイプの染料は表面に浸透する様に着色させます。
染色方法は水20:染料1で混ぜて、それを加熱。
その中に作品を入れて煮込みます。
手間がかかりますが、硬化後のレジンでもクリアな色の感じが出るので、面白いと思います。
レジン作品のリメイクにも使えるので、試してみてはいかがでしょうか・
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