今回はレジンで硬化不良が起きたときに試したい対処方法について解説していきます
硬化不良・べたつきが起きる原因
原因と対処方法
・紫外線不足(UVレジン)
・硬化剤不足(2液性エポキシレジン)
・硬化剤がうまく混ざっていない(2液性エポキシレジン)
・そもそもべたつきやすいレジンを使っている
原因は主に上記の4つが代表的です。
それぞれ詳しく解説していきます
・紫外線不足(UVレジン)
UVレジンの場合、まず紫外線不足が原因のひとつ。
市販のUVライトを使用せずに太陽光などで硬化させようとした場合、紫外線不足で硬化しにくいです。
必ず市販のUVライトを使い、一般的な硬化時間より長めに硬化させましょう。
レジンライトは下のような2000円程度の安いもので大丈夫です。
ネイル用のレジンライトで光が当たりにくいところは下のようなペン型のものを使うと便利です。!
・硬化剤不足(2液性エポキシレジン)
2液性のエポキシレジンの場合、硬化剤の不足で固まらないことがよくあります。
例えば、計量器を使用せずに、計量カップだけで量って混ぜたときによく起こります。
レジンの軽量はかなりシビアなので必ず計量器で軽量しましょう。
計量器は0.1g単位で計量できるものを選んで使用します
僕はいつも若干硬化剤を多めに混ぜてレジンを使ってます。
硬化不足になるとすべて台無しになりもったいないので、それが防げるならと多少硬化剤を多めに入れています。
・硬化剤がうまく混ざっていない(2液性エポキシレジン)
2液性のエポキシレジンの2つ目の硬化不良の原因は硬化剤がうまく混ざっていないこと。
自分ではしっかりと混ぜたと思っても、良く混ざっていないときは多々あります。
上手く混ざっていないとレジンの中に妙な筋が見えるはずなので、よく確認しましょう。
屈折率の関係で起きる現象です。
多少は問題ありませんが、たくさん見えるときはよく混ざっていなく、そのままだとうまく固まりません
水の中に砂糖を入れたときのような妙な筋が出るときがあります。
それは混ざっていない証拠なのでよく確認しましょう
混ぜるときは必ず混ぜる容器の側面と底をかき回すように混ぜてあげます。
また、レジンを注入していると最後に混ざっていないレジンが残って出てくることがあります。
そのため、注入後に少し注入したレジンを軽くかき混ぜてあげるとしっかりと固まります。
・そもそもべたつきやすいレジンを使っている
上記の方法を試してもべたつく場合は、
そもそもべたつきやすいレジンを使っている可能性が高いです。
レジンの中にはべたつきやすいものが存在します。
ヂャンティ UVクリスタルのようなレジンはべたつきやすいので注意。
事前にネットでレビューを確認しておいた方が良いです。
どんなにしっかりと固めていても、なんとなくねぱねぱしたものはあります。
質の悪いレジンはべたつきやすいです。
レジンの購入前に良く調べておきたいところ
上からさらにレジンをコーティングして対処可能
実際にべたついてしまった時の対処方法を紹介します。
作品の表面が少しべたついた程度の場合は表面にレジンをさらにコーティングすることでごまかせる場合があります。
べたついたところはできるだけいじらずに(いじると汚れや空気が入ので注意)
作品の表面に同じレジンまたはトップコート用のレジンを上塗りします。
UVレジンの場合は下記のトップコートが使えます
あくまで応急処置的な方法です。
作り直してしまったほうがきれいにできます。
詳しくはこちら↓
べたつきを落とす方法
ここからはべたつきを落とす方法について紹介します。
ちなみにレジンは有機溶剤系なので、水では落ちません。
溶剤を使う(除光液、アセトン、エタノールなど)
もしべたついたレジンが手についてしまったら、溶剤を使って落としましょう。
レジンが溶ける溶剤は、マニキュアの除光液、アセトン、エタノールなどです。
手がカサカサになりますが、手に付いたレジンも落とせます。
UVレジン用なら少量でいいのでマニキュアの除光液が一番手に入りやすくてオススメ。
シリコン型に残ったべたつきもこれで落とせます。
エポキシレジンみたいにたくさん使う場合には容量の多いアセトンやエタノールを買ったほうがいいです。
これらは薬局で手に入ります。
ネイル用のものは比較的手に優しいですね。
レジンを使う前に買って用意しておくといいです。
補足 オススメのレジンについて
最後にオススメのレジンにて紹介します
オススメのレジンはこの2つ。
どちらも黄変がしにくく、透明度が高いので、使いやすいレジンです。
特に下のFLAWLESSRESINは大容量で、たくさん使いたい人に便利です。
詳しくはこちらの記事で解説しています↓
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