レジンで指輪を作ろう!
今回はUVレジンで作る指輪の作り方について解説していきます。
指輪は木や金属でも作れますが、レジンで作るのが一番手軽。
家庭でも簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてください
必要な材料
まず最初に必要な材料について解説します
必要なものは以下の通り
・UVレジン
・着色剤
・指輪型のシリコンモールド
・UVライト
・その他(紙やすり、研磨材など)
・UVレジン
UVレジンは紫外線によって固まる樹脂です。
これが指輪のメインの材料になります。
UVレジンにはいろんなメーカーから販売されていますが、僕はパジコの月の雫をオススメしています。
これは経年変化による黄変が少なく、指輪を日常的に付けていても大丈夫なため。
また、硬化時の収縮率も低いので、シリコン型との相性も良いです。
そのため、今回の指輪の制作にはこの月の雫が一番適しています。
より透明感が高く黄変しないものを選ぶなら同じパジコの星の雫を選びましょう。
こちらは収縮率が少し高いので、硬化後に研磨が必要になってきます。
UVレジンはいろんなメーカーのものを試しましたが、パジコのものが一番品質が高いです。
価格は少し高めですが、指輪を数個つくる程度なら問題ないです。
・着色剤
レジンに色を付けたいときは専用の着色剤を使います。
レジンに対して大体10%ほどまで混ぜることができ、透明感のある色を作れます。
混ぜすぎには注意しましょう!
・指輪型のシリコンモールド
レジンで指輪を作るときには専用のシリコン型が必要です。
指輪の形はメーカーごとにいろんなものがあるので、自分の好みに合ったものを選びましょう。
レジンで指輪を作るときは型を使うので、サイズ調整はかなり難しいです。
そのため、いろんな大きさのものがセットになっている型を買うのがオススメ。
レジンの指輪の欠点はサイズ合わせです。
なかなか難しいので、調整する方法についてもこの記事の最後の方に書いておきました。
・UVライト
UVライトはUVレジンを硬化させるときに使います。
レジンに1分ほど光を当てることで硬化させます。
UVライトは専用のものが販売されているので、それをつかいます。
アクセサリー制作の場合はレジンに均等に光が当たるように、ドーム型で内側に鏡がついているものを選びましょう。
メーカーによる違いはあまりないのでどれでも大丈夫です。
・その他(紙やすり、研磨材など)
その他必要なものは紙やすりや研磨材などです。
紙やすりは耐水ペーパーといわれる見た目が黒いものを選びましょう。
これは樹脂や金属を磨くときに使う紙やすりで、水に濡らしながら使います。
研磨した時の粉が自然と流れ落ちることで研ぎやすくなります。
目の粗さは600、800、1000、1200を揃えればとりあえず大丈夫です。
また、紙やすりを使った後には最後に研磨材を使うとぐっと透明度が上がります。
忘れずに使いましょう。
耐水ペーパーは木工用の茶色い紙やすりとは違います。
透明な樹脂を磨くには耐水ペーパーは必須なので揃えておきましょう。
指輪の作り方
UVレジンの使い方はかなり簡単です。
基本的にシリコン型の中にレジンを流し込んでUVライトを当てればそれだけで完成します。
参考の動画はこちら↓
着色したい場合はレジンを一度プラスチックの容器に出し、少量のインクを混ぜてからヘラなどでシリコン型に移します。
この時にインクを混ぜすぎると硬化しなくなるので注意いましょう。
硬化したら表面を濡らした耐水ペーパー(紙やすり)で磨き、研磨材を付けて完成です。
指輪のアレンジ
シリコン型に流し込むだけだとつまらない人向けに指輪のアレンジについて紹介します。
レジンを流すときに一緒に粉末やラメなどを混ぜ込むと少し変わった指輪を作ることができます。
キラキラの粉末やラメを入れる
レジンには専用の粉末やパーツが販売されています。
これをレジンと一緒に型に流し込むことでキラキラとした指輪を作ることができます。
蓄光パウダーを入れる
蓄光パウダーを混ぜ込むと暗闇で光る指輪も作れます。
この時に、必ず蓄光の”パウダー”を使いましょう。
液体のものはレジンと混ざらなかったり、硬化不良の原因になります。
マット加工にする
レジンは透明が売りですが、あえてつや消しのマットにするのも大人っぽくてオススメです。
きれいなつや消しをするには金剛砂を使うのがオススメ。
タッパーの中に指輪と金剛砂、水を一緒に入れてよく振ることで細かい傷が指輪につき、きれいなつや消しが出来上がります。
指輪のサイズが合わないときの対処法
レジンで指輪を作るとシリコン型のサイズが少なくうまく指のサイズと合わないことがあります。
その時は指輪を削ることで多少サイズを大きく調整することが可能です。
主に方法は2つあります。
1つは指輪の内側を削る方法です。
細い甲丸のやすりを使って内側を全体的に削ります。
この後に紙やすりで磨くのですが、難しい場合はリューターを使って磨くと簡単。
もう一つは指輪の幅を狭くする工法です。
幅の広い鉄鋼やすりを使って指輪を薄くします。
そうするとサイズ感に多少余裕が生まれます。
硬化せずにべたついたときは?
UVレジンはあまり失敗がない素材ですが、よくある失敗のひとつに硬化不良があります。
UVライトを当ててもうまく硬化せずにレジンがべたいてしまいます。
原因はいくつかあるので、具体的な対処方法については下記の記事でまとめています。
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