ウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具の特徴をまとめました!
今回はウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具についての解説です。
透明水彩のメーカーでは知る人ぞ知るというメーカーですが、その特徴についてわかりにくい部分もあるかと思います。
なので、今回はほかのメーカーと比較して、どう違うのかや、おすすめな人についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
ウィンザー&ニュートンってどんなメーカー?
ウィンザーアンドニュートンはイギリスのロンドンにある大手画材メーカーのブランド。
皇室御用達の画材メーカーで、ヴィクトリア女王からイタチの毛の筆のオーダーを受けていたりしていたそうです。
ウィンザーアンドニュートンは水彩絵の具以外にもインクで有名。
このメーカーはパッケージがとてもおしゃれで特徴的なので、家に飾っておきたくもなりますね。
創業が1832年で、かなり歴史のあるメーカー。
ウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具の特徴
ウィンザーアンドニュートンの水彩絵の具の特徴は下記のとおりです。
・顔料の質が良く、特に色の耐光性がとても高い
・価格は水彩絵の具の中では普通くらい
・赤、黄色系の色が豊富
・カドミウムフリーのシリーズがある
・顔料の質が良く、特に色の耐光性がとても高い
ウィンザー&ニュートンの絵の具は耐久性がとても高いです。
時間がたっても絵の具の変質が少なく、退色もかなりしにくくなっています。
Twitterで調べてみると、半世紀以上前の絵の具がそのまま使えたりしているほど。
なので、作品にしたときもずっとその絵がそのまま残るので、大切な絵を描くときに最適な絵の具。
ちなみにウィンザー&ニュートンの水彩絵の具は英国王室御用達とのこと。
絵の具の堅牢性はアメリカの材料試験協会(ASTM)を基準としています。
色ごとにことなりますが、多くの色で専門家用の最高の堅牢性を誇る絵の具としての基準をクリアしています。
・価格は水彩絵の具の中では普通くらい
ウィンザー&ニュートン透明水彩絵の具の価格は割と普通ぐらいになっています。
5mlチューブの単色で大体一本400円前後ほど。
ホルベインより少し高いかなぐらいの価格設定です。
水彩絵の具の中級者向けの価格ですね。
・赤、黄色系の色が豊富
ウィンザー&ニュートンの水彩絵の具の色は、黄色系、赤系の色が豊富なのが特徴です。
特に黄色系はかなり種類が多いですね。
全色そろえたい人は結構気になるポイントではないでしょうか。
逆に青、緑系の色は少なめなので、ほかのメーカーのものを追加するのもあり。
暖色系が多く、寒色系が少ないので、全体的に明るい色調が得意な絵の具です。
朝や昼の風景を描くときや、抽象画に向いていますね。
ほかのメーカーの水彩絵の具を使っていても、黄色系統はこのメーカーのものを追加したいほど。
・カドミウムフリーのシリーズがある
ウィンザーアンドニュートンの絵の具はカドミウムを使った通常のものと分けて、カドミウムを使っていないシリーズもあります。
カドミウムはとても鮮やかな黄色を得られ、耐光性も強くなるのでよく用いられる無機合成物の顔料です。
デメリットとして、口に含むと毒性があることや、金属アレルギーに反応してしまう人もいます。
そのため、通常は問題ないのですが気になる人や、カドミウムのアレルギーがある人はカドミウムフリーのものを選びましょう。
色味は隣で比べると若干劣るような気もしますが、ほぼ同じなレベル。
カドミウムフリーの水彩絵の具はクサカベなども製造していますが、ウィンザーアンドニュートンが一番充実していると思います。
ウィンザー&ニュートンはこんな人におすすめ!
まとめると、ウィンザーアンドニュートンの透明水彩絵の具はこんな人におすすめ。
・明るめの色調の水彩画を描きたい人
・ほかのメーカーを使っていても、黄色系の色を充実させたい人
・水彩画の中級者向け
・カドミウムフリーを使いたい人
色調は黄色系、暖色系が充実しており、この水彩で絵を描くと明るい色の表現がきれいにできます。
ほかのターナーやクサカベのものを使っていても、黄色系はこのメーカーのものを加えたいと思えます。
また、カドミウムフリーの絵の具が充実しているので、金属アレルギーの人も安心して使えますね。
この機会にウィンザーアンドニュートン透明水彩を購入してみてはいかがでしょうか!
ほかの透明水彩絵の具のメーカーについてはこちらでまとめています↓
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