アクリル絵の具の色落ち防止の方法
今回はアクリル絵の具の色落ちを防ぐ方法を簡単に解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
描かれる素材によってはがれやすさは変わる
アクリル絵の具はそれ自体は色落ち(剥離)がしにくい画材です。
絵の具は乾くとビニール質になり、布やガラスなど、どんな素材にもぴったりとくっつきます。
何に描くかによってはがれやすさは変わるので、それぞれ対策法を紹介していきます。
布に描く場合
布は柔らかい素材なので、割とはがれやすくなってしまいます。
特に服に描いた場合には洗濯するたびに徐々にはがれていきますね。
対策方法は布用のアクリル絵の具を使うことです。
通常のアクリル絵の具との違いは絵具自体の柔軟性です。
布絵の具に専用の布絵の具のメディウムを混ぜてあげることで、布の伸縮にも耐えられるようになります。
布用のアクリル絵の具はターナー色彩で販売されているので、ぜひ使ってみてください。
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こざかい
布絵の具は必ずメディウムも合わせて使いましょう。
特に絵の具が厚塗りになる場合は必須です。
ガラスや金属に描く場合
ガラスや金属などのつるつるとした素材に描いた場合、ひっかいたときに絵の具がはがれてしまうことがあると思います。
対策方法は、専用の下地材とコーティング剤の2つをつかうこと。
下地材は金属専用のメタルプライマー、ガラス専用のガラスプライマーがあり、絵の具の食いつきを良くします。
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コーティング剤は液タイプのバーニッシュを使うのがおすすめ。
厚い塗膜ができるので、かなりはがれにくくなります。
※スプレータイプのバーニッシュだと塗膜が薄いのではがれにくさでいうと効果は薄いかもしれません。
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補足 経年変化の退色はほぼしない
補足として、経年変化の退色についても簡単に触れておきます。
アクリル絵の具は合成的に作られた顔料を使用しており、経年変化にはかなり強い絵の具です。
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