クロッキーとは?美大卒が教えるやり方とコツ

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クロッキーの描き方講座!

今回はクロッキーの描き方について解説していきたいと思います。

絵がうまくなりたい人や、美大受験生には必見の内容となっているので、ぜひ参考にしてください!

クロッキーとは?

物の形をとらえる訓練のひとつ。スポーツで言うと筋トレのようなもので、基礎訓練です。

やり方は1分や10分などの短時間であるものをひたすらペンなどで形を写し取っていきます。

これを行うことで、絵を描くときに形を楽にとらえられるようになったり、白紙から完成図を予想する精度を上げられます。

こざかい
こざかい

作業はかなり地味ですが、続けることで確実に絵がうまくなります。

クロッキーこそが絵の上達の近道!

絵を上達させたい人の最初の壁は「形がうまくとらえられない」ことが多いですが、むしろ形さえとらえられれば絵は大きく上達するひとがほとんどです!なのでこのクロッキーはとても大切です。

漫画を描く人にもクロッキーは大切で、キャラクターの体の不自然さをなくすためにみんなやっています。

ただ、練習としてはかなり地味ですぐに効果は出ないので覚悟と根気は必要です。

こざかい
こざかい

一般的に絵がうまいか下手かは形がとらえられているかで大きく分かれます。

逆に形さえとらえられていれば一気に絵がうまくなるので、このクロッキーの練習法は重要。

補足 クロッキーは正直、最初はつらい

クロッキーをするのは、最初はかなりしんどいので要注意

はじめはうまく書けないし、上達しているのかもよくわからないので、クロッキーをすることに意味がないと思い、やめてしまうことがほとんど。

デッサンや着彩などに比べるとかなり地味、、!

上達すればモチベーションが上がるのですが、そこまでが本当につらいです。

僕も美術の予備校時代にさんざん描きましたが、最初はうまく描けないし、それを見られて恥ずかしいわでなかなか続きませんでした。

こざかい
こざかい

最初は習慣にするのが結構大変ですね

補足 クロッキーのモチベーションアップの方法

ここで僕の経験から思うモチベーションアップの方法をいくつか紹介します。

・最初は友達や親にはみせないこと

・描いたものは必ず残すこと

最初描いているところはなるべく一人で描いた方が良いかなと思います。

まだ上達していないときは周りの人にモチベーションを下げられることも無いので、とりあえず一人で描きましょう。

上達すれば周りの人もほめてくれるので、それまで我慢。

また、描いたものは必ず残しましょう。

スマホで写真に残すのもオススメ。

時々見返すことで、自分がここまでうまくなったのかと上達を実感できます。

ひと月も描いているとクロッキー帳が1冊ぐらいには届くと思うので、それが積み重なって自信につながります。

少しでもクロッキーを途中でやめてしまうことが無くなるよう、参考になれば幸いです。

こざかい
こざかい

描いたものを残すのはめちゃくちゃ重要です。

気づいて振り返った時に、あの頃はへたくそだったなと言える日が来ます。

クロッキーに必要な道具は?

ここからは実際にクロッキーをするときの画材の選び方について簡単に解説していきます。

紙類

クロッキーに使う紙は100円ショップに売っているようなお絵描き帳がおすすめ。

一冊100ページのようなやつです。

クロッキーはとにかく枚数を重ねることが重要なので、できるだけ紙は安い方が良いです。

机で描くならコピー用紙でもOK

一応おすすめのクロッキー帳についてはこちらでまとめています↓

ペン、鉛筆などの描くもの

クロッキーを描くために使うものは

・鉛筆 ・木炭 ・筆ペン ・ボールペン ・コンテ(硬質パステル)

などがあります。

鉛筆やボールペンは細い線を描くので、形を意識して練習するときに向いています。

また、筆ペンやパステル類は太い線もかけるので、量感も表すことができます。

クロッキーの練習としては、いろんな画材を使ってみると勉強になりますね。

こざかい
こざかい

描けるものなら何でもOK

手のクロッキーの描き方!

ここでは手のクロッキーを例にやっていきたいと思います。

描き方はいろいろ人によって変わるのですが、今回は僕なりのやり方で説明させていただきます。

こちらがぼくの描いたクロッキーです。(拙いですが)

大体一枚3分ぐらいで描いてます。

進め方としては、

①モチーフをじっと見る

②おおよそのあたりを取る

③じっと見る

↓↑

④線を描く

です!③と④は繰り返します。

①モチーフをじっと見る

どんな絵を描くときでもまずは「観察」です。

モチーフをよく見ましょう。

ここでは、モチーフの大きさ、おおよその形、質感などを見ます。

こざかい
こざかい

大体このぐらいの大きさとか、手に取ったらどんな感じ?とかを考えてますね。

全体の感じをつかみましょう。

②おおよそのあたりを取る

ここからとても重要なおおよそのあたりを取ります。かなり慣れるとこの過程は省略もできますが、まずはしっかりあたりを取ります。

ここで狂うと後々に影響するので、気を抜かずに行きましょう。

形をとるコツですが、まず下の図のように点で捉えることが重要。

手の場合、とっかかりとなるのは指先や関節で、その角を点としてとらえます。

こざかい
こざかい

最初はこの点と角度を意識して形をとると描きやすいと思います。

慣れるとこの作業はいらなくなります。

次に下の図のような感じで点と点を線で結んだ時の角度を見ます。

このように見ると形がとらえやすくなると思います。

このイメージを念頭に置いて、紙の上で形をとります。

線の角度が間違っていたら点を動かして調整します。

この線をどんどんと増やしていくことで、点の位置の精度が増していき、正確に点が取れるようになっていきます。

この線をとっていくだけでだんだんと形が見えてきます。

下の図のような感じですね。

点が取れたら、それまでの線は消さずに、手の形を描いていきます。

点が正確に撮れていればかなり描きやすくなっているはずです。

③じっとみる、④線を描く

形を描くときは、じっとモチーフの描くところの部分を見てから、そこを紙に描いてはまたモチーフをみて、描いての繰り返しです。描き間違えても消しゴムで消さずに、上から線を重ねます。

下のクロッキーにもあたりのラインがそのまま残してあります。

余裕が出てきたら、線の抑揚もつけてみましょう

強く・弱く 早く・遅く 寝かせて・立てて

これらの描き方の組み合わせで線に変化を付けます。

手だと、指先や関節は固い質感なので、強く描いたり、やわらかいところは寝かせてゆっくり描いたりします。

そうすることで、たとえ線だけでも質感や空気感、動きなどが伝わってくるようになります。

この訓練を行うと、だんだんと真っ白い紙にモチーフが浮かび上がる「念写?」のような力を手に入れられます。

モチーフを見れば、その形がそのまま白い紙を見ただけで浮かび上がるのです。ここまでくるともうプロといっていいでしょう。形をとるときも、浮かび上がったものをそのままなぞるようにとるだけでいいのです。

動画で解説しています↓

クロッキーのコツは?

クロッキーのコツをここで紹介します。

ある程度描く量が増えてきたら参考にしてみてください。

・線は量より質。描く前に線をイメージしてから描こう

・線の強弱を意識しよう。太い線と細い線、ゆっくりと速くの組み合わせで表現も増える

クロッキーは慣れてきたらその質を上げることが重要。

最初にどこからどこまでの線を描くのかイメージしてから描くと無駄な線が減っていきます。

線一本を大切にしましょう。

これをすると、どんどん線のイメージを紙に落とし込むことが簡単になるので、より正確な線を引くことができるようになります。

また、線には強弱の種類でいろんな線が引けることも知っておきましょう。

固そうなものには筆圧をつよくしたり、工業的なものには速く線を引いてみたりなど

線を工夫するとモチーフの質感や重さなどが表現できるようになります。

たかが線、されど線です。

クロッキーではとても重要なので覚えておいて損はないですよ!

上達のコツについて詳しくはこちら↓

最初は一日10枚を目標に!

クロッキーで効果を上げるには最初は、「1回10分ぐらいで一日10枚以上」がいいです。

最初は慣れないかもしれませんが、慣れたら5分、1分と時間を短く変えたりして、「10分を3枚、5分を5枚、1分を10枚」と組み合わせます。それを大体1か月は続けると効果が出ます。

描くモチーフは身の回りのものなら何でもいいです。野菜や果物、電化製品、人物あたりがいいです。

手ならいつでもかけるのでお勧めです。

クロッキーの練習時間についてはこちらでまとめています↓

オススメの本についてはこちらでも解説しています!

コメント

  1. ぽよぽよ より:

    1回10分を1日10枚…!?計100分…そんな暇ないよ…(-_-;)

    • ぽよぽよさんこんばんは!
      あくまで目安なので、1分とか5分でも大丈夫ですよ。
      あとは、まとめて時間をとらなくても、ちょっとした合間に書くといいです。
      継続がたいせつですね

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