今回はアクリル絵の具のガッシュでグラデーションをきれいに作る方法について解説していきます
グラデーションをきれいに作る2つのポイント
アクリル絵の具でグラデーションを作るポイントは大きく2つあります。
・絵の具が乾かないうちに手早くやる
・幅の広めの刷毛を使う
・絵の具が乾かないうちに手早くやる
アクリル絵の具はとても乾燥が早いため、手早く塗ることがグラデーションをきれいに作るポイントになります。
絵の具は中途半端に乾いてしまった時にグラデーションを作るとムラになりやすいです。
そのため、乾燥しないうちに手早く作業することが大切。
最初に使う絵の具も使う分よりかなり多めに出しておくとよいです。
また、どうしても乾燥してしまう場合は乾燥が遅いアクリル絵の具(オープンアクリリックス)や、スロードライメディウムを使うのがおすすめ。
注意点
絵の具がすぐ乾くからといって、水を多く入れるのはやめましょう。
水分はなるべく少ない方がグラデーションは作りやすいです。
また、絵の具はケチらずに最初からたっぷりと出す必要があります。
・幅の広めの刷毛を使う
グラデーションを作るときの刷毛はなるべく幅の広い刷毛を使いましょう。
塗る面積にもよりますが、大体8㎝前後のものがあると便利です。
幅が広いほど、塗ったところと塗っていないところの境目が少なくなるので、きれいなグラデーションを作りやすいです。
グラデーションがきれいに作れないときに試したい画材
どうしてもきれいにグラデーションが作れない場合、使う画材が適していないことも原因のひとつです。
画材を工夫するだけできれいに作れることもあるので、うまくいかないときは検討してみてください。
僕のオススメの方法は2つ
・ゴールデンオープンアクリリックスを使う
・ローラーを使う
ゴールデンオープンアクリリックス
ゴールデンオープンアクリリックスは乾燥の遅い唯一のアクリル絵の具です。
あまり知られていない絵の具ですが、僕は個人的にすごくオススメ。
乾燥の遅さとしては、パレットに出した時に、普通のアクリル絵の具だと2時間ほどで完全乾燥しますが、このゴールデンオープンアクリリックスは3日ほどかかります。
感覚としては油絵具にすこし近い感じですね。
乾燥が遅いので、その分グラデーションが作りやすくなっています。
ローラーを使う
刷毛でうまくグラデーションが作れないときは幅広のローラーを使うと良いです。
絵の具はかなり消耗しますが、刷毛よりも断然きれいに塗ることができます。
幅は大体10cm以上がおすすめ
僕は予備校の時に、平面構成の下地を作るときにかなり多用していました。
洗うのが少し面倒ですが、見栄えは刷毛の比じゃないです。
参考にしたいyoutube
Youtubemにいろんな人がグラデーションの作り方を解説しているので、そちらも参考にしてみてください!
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