アクリル絵の具、ガッシュの重ね塗りについて元美大生が解説

アクリル絵の具、ガッシュの重ね塗りについて元美大生が解説アクリル絵の具
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今回はアクリル絵の具の重ね塗りについて解説していきます!

アクリル絵の具は重ね塗りできるの?

基本的にアクリル絵の具は重ね塗りができますが、

この記事では、重ね塗りについて詳しく解説していきます。

アクリル絵の具には透明不透明の種類の違いがあったり、ほかの画材と組み合わせて重ね塗りができるのかなどを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!

アクリル絵の具の透明と不透明色の違い

アクリル絵の具は透明色(アクリリック)と不透明色(ガッシュ)の2つがあります。

この2つは下地の隠蔽率が大きく変わるので、重ね塗りをしたときに大きく変わります。

自分の描くスタイルによって使い分けることが重要。

下の画像は透明色(写真上)と不透明色(写真下)を比較したものです。

同じターナーのメーカーで、イエローオーカーを使って比較ました。

絵の具はどちらもほとんど水で薄めずに塗ったのですが、上側の透明色の方がかなり下の色を透かしているのが分かります。

下地を見せたいならアクリリックス

下地を透かしたいならアクリル絵の具の透明色を使います。

メーカーによって表記は多少異なりますが、一般的に透明のアクリル絵の具はアクリリックスと呼ばれています。

下地を透かすので、絵のこんな時によく使われます。

・薄く塗り重ねて複雑な色を作るとき

・わずかに色みを変えるなどの調整をするとき

・主に絵を描くときの後半

逆に苦手なことは、均一なベタ面の色やはっきりとした色をのせるときには不向き。

その場合は不透明なアクリルガッシュを使いましょう。

アクリリックスは水を加えなくても、絵の具がジェル状で透明感があり、濃くはっきりと描くことはできませんが、複雑な色の変化を作るのが得意。

最初に不透明のアクリルガッシュである程度描いてから、アクリリックスで塗り重ねて使うことが多いです。

注意点ですが、アクリリックスはどのメーカーも色によって透明度にばらつきがあります。

同じ赤系統の色でも透明度が大きく変わる場合もあるので注意が必要です。

透明度については大抵、チューブの裏に記載されているので、それを確認しながら使います。

こざかい
こざかい

同じ黒でも透明色と不透明に近いものがあったりとかなり差があります。

絵を描くときには毎回確認しながら使わなくてはいけません。

主なメーカーのブランドには

ターナー色彩のゴールデンアクリリックス

リキテックスのアクリリックス

アムステルダムのアクリリックス

などがあります。

一番色の数が豊富なのがリキテックスなので、こだわりが無ければこれをオススメします。

メーカーごとの詳しい違いと選び方についてはこちらで解説しています。

下地を隠したいならガッシュ

下地を隠したいならアクリルガッシュを使います。

ガッシュは不透明のアクリル絵の具という意味で、どのメーカーも呼び方は共通です。

(昔の表記だと、グワッシュとかかれていることもあります。)

ガッシュはどの色も不透明で共通です

ですが、不透明とはいえ黄色系統は濃く塗っても下地がどうしても少し透けるので、黒地の時は一度白を塗ってからその上に黄色を重ねる必要があります。

絵を描くときの用途としては、これらの場合に多く使われます。

・ベタ塗りで均一な色の面を作るとき

・絵の下地を作るとき

・細くはっきりとした線を描くとき

・色が強い感じの絵を描くとき

ちなみにガッシュを水で薄めて透明色っぽい使い方もできなくはないですが、描いている感じは透明のアクリリックスとは異なるので、うまく使い分けられた方が良いです。

ガッシュの主なメーカーのブランドは

・ターナー色彩のアクリルガッシュ

・リキテックスのアクリルガッシュ

・アムステルダムのアクリルガッシュ

です。

ターナー色彩のガッシュが一番色数が豊富なので、特にこだわりが無ければターナー色彩がオススメ。

200色以上あり、画材店での品ぞろえも豊富で買い足しもしやすいです。

メーカーごとの比較と違いについて詳しくはこちら↓

ほかの画材と組み合わせて重ね塗りができるものは?

アクリル絵の具は油分を含まない画材であれば基本的にどの画材でも重ね塗りをすることができます。

水彩絵の具、ラッカー系塗料、水性ペンなどとは併用可能。

逆に油分を含む、重ね塗りができない画材は油絵具、油性の色鉛筆、油性ペン、クレヨンなどで、アクリル絵の具ははじかれてしまいます。

※アクリル絵の具を下地としてその上に描くことは可能です。

また、あえて重ね塗りをすることで絵の具がはじく現象を利用して描く技法もあります。

アクリリックスとガッシュは併用可能

アクリリックスとガッシュは併用が可能。

それぞれお互いに重ね塗りもできますし、絵の具自体を混ぜることもできます。

絵の具自体を混ぜると透明度の調整ができるので、こだわりがあるときはやってみることをオススメします。

僕は絵を描くときに下地はアクリルガッシュ、色の調整はアクリリックスを使うことが多いです。

使った感じかなり用途が分かれるので基本的には両方持っておくのがオススメ。

こざかい
こざかい

アクリリックスとガッシュはどちらも使用感が異なり、好みが分かれます。

なので、最初は両方試してみることをオススメしています。

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