木炭デッサンを描こう!
今回は木炭デッサンの道具について解説していきます。
これから絵を描き始める人に向けて、最初に何を揃えればいいのかについてまとめました!
木炭デッサンに必要な道具
木炭デッサンに必要な道具は下記のとおりです。
・木炭
・木炭紙
・イーゼル
・カルトン
・スポーク
・食パン
・ガーゼ
・フィキサチーフ
・木炭
木炭は木をそのまま炭にしたもので、メーカーは伊研のものを使います。
木の種類よって書き味が異なりますが、基本的にはヤナギのものが使いやすいのでそれをそろえればOK。
伊研のno.200とno.360がヤナギなのでこの2つを揃えましょう。
200のほうは芯が太く、広い面を塗るときに最適で主に最初の描きだしの時に使います。
360のほうは中ぐらいの太さで、描き込むときなどにつかいます。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
僕も予備校時代には伊研のno.200とno.360をつかっていました。
慣れてきたらほかの木を使ってみても良いですね。
・木炭紙
木炭デッサンに使う紙は専用の木炭紙を使います。
木炭紙は紙の表面が少しふわふわとした特殊加工がされており、木炭の乗りが良くなっています。
木炭を乗せてから指で押さえることで木炭が定着します。
注意点として、木炭紙には裏と表があります。
パッと見では見分けがつきません。
見分け方は紙の透かしを見ることで、光に透かすと英字が浮かび上がります。
その文字が読めるような状態で描ける方が表。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
木炭紙以外では粉がのらないので描けません。
・イーゼル
イーゼルとは絵を立てかける台のこと。
木炭は粉をたたいて落とす関係上、イーゼルは必須になります。
イーゼルは木のものがありますが家で使うと重くてスペースを取ってしまうので、折り畳み式のアルミ製のものが便利。
・カルトン
カルトンは描いた木炭を挟むものです。
カルトンごと木炭紙をクリップ留めして、パネル代わりに描くこともできます。
・スポーク
スポークは自転車の車輪の内側についている棒もことです。
これで木炭紙をはじいて粉を落としたり、モチーフの比率を測ったりするときに使います。
無くても良いですが、あると便利です。
・食パン
木炭デッサンでは消しゴムや練りケシの代わりに食パンを使います。
食パンの白い部分を使って粉を吸い取るようにやさしくとって使います。
練りケシが使えない理由は木炭紙の表面の目をつぶしてしまうため。
一度つぶしてしまうと木炭が乗らなくなってしまうので、目をつぶさない食パンを使います。
食パンは安いものがいいです。
なるべくなら油分の少ないものを選びましょう。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
食パンはすぐに乾燥するので、毎日買い替える必要があります。
・ガーゼ
ガーゼは粉を軽く払うときや押さえるときに使います。
薬局などに売っているものでいいのですが、いろいろと種類があるのでデッサン用のものを買った方が間違いがないです。
・フィキサチーフ
フィキサチーフは絵が完成した後に、木炭を定着させるために使います。
木炭はかなり落ちやすい画材なので、定着させないとあっという間に絵が崩れてしまいます。
絵が完成したらかならずフィキサチーフでスプレーしましょう。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
忘れずに購入しておきましょう!
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