美大の推薦入試のポートフォリオとコツを簡単に解説!

美大の推薦入試のポートフォリオとコツを簡単に解説!ポートフォリオ
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今回は美大受験の推薦入試のポートフォリオについて簡単に解説していきます。

美大受験の推薦入試にはポートフォリオが必要

美大の推薦入試にはポートフォリオが必須。

ポートフォリオとは、作品集のことです。

クリアファイルなどに作品をまとめたもので美術系の就職にもよく使われます。

ポートフォリオ掲載の作品を作ろう!

まず推薦入試に必要なポートフォリオを作りましょう。

内容は主に下記のとおりです。

こちらは東京造形大学の例ですが、ほかの美大でもほぼ同じ内容になっています。

ポートフォリオの要項(東京造形大学の場合)

  • 以下の(A) (B) (C)の各区分の資料を必要に応じて組み合わせながら、自由な形式でA4版ファイル1冊にまとめてください。
  • 資料全体で30~60ページ程度にまとめてください。

区分(A)基礎的能力を示す資料。

デザイン・美術に関する基礎的能力を示す以下のような資料
・デッサン、クロッキー、平面構成、立体構成、ドローイング、油彩画、水彩画、版画、彫刻、塑像、工芸、写真、映像、CG、アニメーションなど

区分(B) 専門的能力を示す資料

志望する専攻領域と関連した能力や実績を示す以下のような資料
・自主的にテーマや課題を掲げ制作した作品など、自分の能力をアピールするための作品
・継続して取り組んでいる創作活動や制作物
・創作活動や制作物のコンセプトやプロセスをまとめた資料(エスキース、絵コンテ、脚本、調査研究資料なども含む)

区分(C) その他の活動に関する実績を示す資料

上記(A)基礎的能力を示す資料、(B)専門的能力を示す資料以外で、自分の能力や活動の実績をアピール する資料
・学校内や地域社会での共同制作、文化祭や学校行事などでの創作活動の資料
・部活動やその他の活動についての資料
・資格・検定などの認定証、展覧会・コンクール・大会などの賞状や参加状況がわかるパンフレットなどの資料

区分(A)基礎的能力を示す資料について

デザイン・美術に関する基礎的能力を示す以下のような資料
・デッサン、クロッキー、平面構成、立体構成、ドローイング、油彩画、水彩画、版画、彫刻、塑像、工芸、写真、映像、CG、アニメーションなど

これはイメージとしては美術予備校のパンフレットに乗っているような作品です。

こちらは高校の美術の授業などの課題や、美術予備校に通うと対策をしてくれます。

美術系の高校に通っている人は問題ないですね。

基礎能力の部分は独学では難しいので、必ず高校の美術の先生か、予備校の講師と相談して制作しましょう。

高校の美術の先生に相談する場合はその先生の出身大学も一応聞いておく必要があります。

5美大や多摩美術大学、武蔵野美術大学あたりの大学出身であれば心強いですね。

その他の大学の場合だと、正直予備校の講師を当てにした方がいいです。

こざかい
こざかい

3つの中でこれが一番取り組みやすいです。

必要なものが割と明確なため。

掲載できるものがなさそうならこれから始めましょう。

区分(B) 専門的能力を示す資料について

志望する専攻領域と関連した能力や実績を示す以下のような資料
・自主的にテーマや課題を掲げ制作した作品など、自分の能力をアピールするための作品
・継続して取り組んでいる創作活動や制作物
・創作活動や制作物のコンセプトやプロセスをまとめた資料(エスキース、絵コンテ、脚本、調査研究資料なども含む)

内容がやや抽象的ですが、例えば、自主制作で漫画を描いていたり、アニメや服などを作っていたりする場合のものです。

美術の基礎力というよりは、その人の個性がわかるものですね。

こざかい
こざかい

ポートフォリオに向けて制作するというよりはすでに制作したものを掲載するという感じ。

趣味でずっと作り続けているものがあれば掲載しましょう。

クオリティもある程度必要な点で注意。

区分(C) その他の活動に関する実績を示す資料

上記(A)基礎的能力を示す資料、(B)専門的能力を示す資料以外で、自分の能力や活動の実績をアピール する資料
・学校内や地域社会での共同制作、文化祭や学校行事などでの創作活動の資料
・部活動やその他の活動についての資料
・資格・検定などの認定証、展覧会・コンクール・大会などの賞状や参加状況がわかるパンフレットなどの資料

これは文化祭の装飾物や、部活でオリジナルの服を制作したことや、映像を制作したなどです。

あくまで創作活動の資料が必要です。

資格は色彩検定やカラーコーディネーター、adobeなどが入ります。

こざかい
こざかい

区分Cはどちらかというと補足的な意味合いが強いですね。

そのため、基本的には区分AやBをメインにしたほうがいいです。

推薦入試でも美術予備校に通おう!

美大の推薦入試には、多数の作品の掲載が必要です。

そのため、早めに美術予備校に通いましょう。

美術系の高校に通っていない限り、多くの場合は作品を掲載するものがなく、困ると思います。

こざかい
こざかい

ポートフォリオは30~60Pなので、少なくとも15作品はないと厳しいですね。

推薦入試は時期も早めなため、作品制作期間も考慮すると4月ごろには予備校に通いたいところ。

予備校の講師と相談しながら、区分Aの作品を掲載して、それをメインに区分BとCをつけ足していきましょう。

推薦入試は入ってからが大変

美大の推薦入試は合格してしまえば受験が早く終わるので楽ですが、入ってからが大変です。

他の人よりも受験期間が短い分、実技の基礎があまりできていないことが多いため。

デッサン力がないので描写ができないことが多く、表現の幅が狭くなってしまいます。

なので推薦で合格しても、入学するまで美術予備校に通ったりすることは大切。

デッサン力がないと割と劣等感にもつながりやすいです。

こざかい
こざかい

推薦入試は楽ですが、僕はあまりおすすめしません。

作り方やクリアファイルの選び方についてはこちら↓

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