こんばんは!こざかいです。
今回は水粘土について解説していきます。
水粘土とは?
水粘土とは、細かい粒子を水で練り上げた粘土のことで、
広い意味では陶芸に使う粘土も水粘土と言えるかもしれません。
水粘土という言葉はもともとありませんでした。
普通に粘土と呼んでいたんです。
一方で油粘土がありますが、これは油で練り上げたもの。
そのため、油粘土の登場により、区別するためにあえて水粘土と呼び分けられるようになりました。
特に美術やデザイン関係の人にとっては水粘土か油粘土かは重要なので、区別されて呼ばれています
水粘土の特徴
水粘土は油粘土と比較して、下記の特徴があります。
・水に溶ける
・かなり硬く固まる
・硬化後も水に溶かして再利用可能
・細かい作り込みもしやすい
水粘土はかなり硬く固まるのが特徴的。
水分が抜けると乾燥した高野豆腐のように固くなります。
そのため、油粘土よりも完成した作品を保存しやすくなっています。
また、硬い分細かい作り込みもしやすいです。
エッジをきかせて尖らせたりすることも可能。
水粘土の用途
水粘土の用途は下記の通り
・彫刻などのモデル作り
・美大受験の実技入試
などなど。
細部を作り込めるので、彫刻や特に工芸でモデル作りとしてよく使われています。
再利用もしやすく、価格も安めなので大きな作品のモデルには必須。
美大受験の入試にも工芸科では水粘土を使っています。
水粘土の使い方
水粘土は水で練って柔らかくして使います。
最初は耳たぶ程度の柔らかさに練って使い、
作品が完成するにつれて硬めの粘土を使ってクオリティを上げていきます。
使うヘラは金属製又は木製のヘラが使いやすいです。
水粘土はエッジを出して作り込めるので、最後の方は金属製のヘラが重宝します。
鉄製のヘラは水粘土で錆びやすくなるので、こまめに手入れをしましょう。
水粘土は1週間もするとかなり硬くなります。
硬くなった場合は水に2、3日漬けておくとふやけて再利用できます。
洗うときは注意
注意点として、水粘土で手や道具が汚れた場合、そのまま家庭用の水道で洗ってはいけません。
ティッシュなどでしっかりと汚れを撮ったり、
水を張ったバケツを用意して、その中で粘土を落としてから、水道で手を洗いましょう。
使ったバケツは放置して水と分離させから上澄みを捨てて乾燥。
残った粘土を新聞紙などに吸わせて捨てます。
粘土は水道を詰まらせる原因になるので要注意。
保管方法
水粘土の保管には透明なプラスチック容器やビニール袋などに入れて保管します。
乾燥して固まりやすいので、またすぐに使う場合にはビニール袋に入れて、空気を抜いておくと良いです。
水粘土の購入場所
水粘土のオススメのメーカーはこちら
水粘土は彫刻用の道具を置いている画材店では置いています。
ですが水粘土は結構重いので、ネットで購入してしまった方が良いでしょう。
近くに画材店が無いときはネットで購入して宅配してもらいましょう!
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