珍しい・変わった画材を紹介します!
今回は珍しい・変わった画材をいくつか紹介していきます。
絵を描いているとマンネリ化してしまうこともありますよね。
そんな時には画材を変えて気分転換することがとても最適。
画材を変えると新しい技法や表現の引き出しも増えてきます。
そこで今回は画材の中でも特に変わったものをピックアップしました。
一通りの画材はもう触れたよ~っていう人にはぜひ読んでほしい記事になっています。
どれも画材店でもなかなか見かけないレベルのものなので必見、、!
※ちなみにすべてネットで購入は可能です。
・アクリル絵の具なのに乾燥が遅い ゴールデンオープンアクリリックス
・色が分離する水彩 クサカベ ハルモニア
・こすって消せる色鉛筆 pilot フリクション色鉛筆
・デッサン用の折れにくい鉛筆 クツワ ホクサイン
アクリル絵の具なのに乾燥が遅い ゴールデンオープンアクリリックス
まず僕の1番のおすすめを紹介します。
それがこのゴールデンオープンアクリリックスアクリル絵の具。
その最大の特徴は乾燥の遅さ。
アクリル絵の具は通常、10分程度で乾燥してしまいますが、この絵具だと30分~1時間程度の乾燥時間になっています。
これは他のアクリル絵の具にない特徴。
なので、従来のアクリル絵の具では難しいグラデーションの表現がしやすくなっています。
また、専用の溶剤を使うことで、一度固まってしまっても再度溶かして描き加えることが可能。
この辺は油絵に近いですね。
アクリル絵の具を使っていて、もっと油絵に近い感じで使いたい、、という人におすすめ。
購入に関して、海外メーカーなので画材店ではまず販売されておらず現状はネットで購入が可能です。
以前はターナーと提携していたので、国内でも入手が可能でしたが、現在は提携が切れているのでほぼ国内で購入ができません。
以前からもなかなか見かけない画材でしたが、さらに幻の画材となってしまいました。
色が分離する水彩 クサカベ ハルモニア
ハルモニアは最近にわかにはやり始めている分離色の水彩シリーズです。
分離色とは一色の絵の具の中で、塗った時に色が分かれるもの。
仕組みですが、これは数種類の顔料が混ざった絵の具です。
その粒子の大きさの違いから水で塗った時に、水の流れで動きやすいものとそうでないものとで分離する感じですね。
普通の絵の具よりも色に深みが出て、独特なマチエールが生まれる絵の具。
水彩絵の具を使っていて、もっと自分の絵に深みを出したい人にはかなりおすすめです、、!
水彩絵の具は混色しすぎると色が濁ります。
ですが分離色だとこの1色できれいに色が分離して表現できるので、色が濁らないまま絵に深みが出るのがいいですね。
こすって消せる色鉛筆 pilot フリクション色鉛筆
フリクション色鉛筆はゴムでこすると熱で色が消える色鉛筆。
消しゴムで消すのではなく、熱なのでかなり簡単に消えてくれます。
今まで色鉛筆は消しゴムを使うと色が伸びて汚くなりがちでしたが、その点できれいに消せるのはうれしいですね。
また、白く色を抜くという技法も使えるので、金属やガラスのハイライトを入れるような表現がしやすくなります。
色の鮮やかさは他の高級な色鉛筆には負けますが、この色鉛筆でしかできない技法があるので表現の幅は広がります。
あとは塗り絵にもおすすめ。
はみ出したところを簡単に消せます。
フリクションのボールペンは今までありましたが、その待望の色鉛筆バージョンです。
色鉛筆としての扱いやすさはかなり上がっており、子どもにもおすすめ。
デッサン用の折れにくい鉛筆 クツワ ホクサイン
クツワのホクサインはデッサン用に開発された国産の鉛筆です。
比較的最近販売された鉛筆で、まだ使っている人はかなり少なめ。
この鉛筆の最大の特徴が芯の折れにくさ。
デッサン用の鉛筆は芯を長く出すので、摩耗しやすく折れやすかったですが、このホクサインはかなり折れにくくなっています。
特に重宝するのが金属やガラスの質感表現。
かなりエッジの効いた線を描けます。
僕は初めてこの鉛筆を使ってからずっと使い続けています。
なぜまだ知名度が低いのかが謎なほどおすすめなので、ぜひ使ってみてください。
僕が美大の受験生だったときだったら、めちゃくちゃ助かっていた鉛筆です(笑)
見た目の青いメタリックなパッケージもオシャレ。
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