パステル画に必要な画材と道具をまとめました!
今回はパステル画に必要な画材と道具についてまとめました!
具体的にどんなものを揃えればいいのかを解説しているので、これから始める人は是非参考にしてみてください。
画材の選び方だけで絵のクオリティも変わります。
なので、最高の絵を描くために具体的なメーカーをピックアップしてみました。
パステルは手軽に使える画材で、ほかの画材との併用もしやすいです。
なので、パステルを使ったことが無い人にもおすすめ。
今までの絵の表現の幅がさらに広がります。
パステル画に必要な画材
パステル画に必要な道具は主に下記の通りです。
パステル
擦筆、ガーゼ、ナイフなど
木製パネル
画用紙
水張り用品(水張りテープ、刷毛、水バケツ)
パステルコート
必要な道具は比較的少なめなのがうれしいですね!
パステルの質にはこだわりたいところ。
パステル
まずパステルですが、パステルは硬さと素材によっていくつか種類が分かれています。
大きく、ドライパステル(ハード・セミ・ソフト・パン)とオイルパステルの2種類に分かれており、
さらにドライパステルの中で細かく分かれています。
主に下記のような種類があるので、自分に合ったものを選びましょう
・ハードパステル(最も硬いパステル。主に線画用でクロッキーにも最適)
・セミハードパステル(ハードとソフトの間の硬さのパステル。万能)
・ソフトパステル(柔らかいパステル。広い面積を塗るのに向いてる)
・パンパステル(パレットに入ったパステル。薄く広く塗りたいときに)
・オイルパステル(油分を含んだパステル。クレヨンに近い発色)
オイルパステル以外はドライパステルとも呼ばれ、それぞれ併用が可能です!
・ハードパステル
ハードパステルは硬めのパステルで、手で持ってもさらさらとした感じがします。
筆圧をかけないと紙に描けないぐらいの硬さのパステルで、主に線を引くときに使います。
割と細い線も引くことができ、クロッキーにもよく使われていますね。
メーカーですが、特にこだわりがなければヌーベルのカレーパステルがおすすめ。
価格も高くなく、画材店で単色で手に入りやすいです。
質の良さを追求するならカランダッシュで、きめが細かくとてもサラサラとしてとても美しい画面を作ることができます。
僕はクロッキーでよく使っています。
細い線や太い線をかきわけられるので結構便利。
詳しいメーカーは下記の記事で解説しています↓
・セミハードパステル
セミハードパステルはハードパステルとソフトパステルの中間の硬さを持ったパステルです。
線で描いたり、面を広く塗ったりもできるので万能なパステルですね。
かなり扱いやすいので、パステル初心者におすすめ
現状はホルベインのみが製造しています
※以前はファーバーカステルも製造していましたが、廃盤になっています。
・ソフトパステル
ソフトパステルはやわらかめのパステルになっています。
イメージとしてはチョークに近いですね。
触ると手に付くほど粉っぽく、軽い力でも紙にしっかりと粉が付きます。
塗った後は指や布でこすると簡単に伸ばせたりもするので、一度に広い面積を塗りたいときに最適。
柔らかさはメーカーによってかなり差があり、高品質なメーカーほど柔らかい傾向にあります。
ソフトパステルはメーカーごとの品質の差は結構あります。
シュミンケ、セヌリエ、ラウニーあたりを使いたいところ。
ホルベインはあまりお勧めしません
詳しいメーカーごとの違いは下記の記事で解説しています↓
・パンパステル
パンパステルはパレットにはいったパステルです。
コットンなどで拭って紙に色をのせる使い方になります。
イメージとしては化粧品のチークに近いでしょうか。
色は全体的にかなり淡くなりがちで、うっすら広く色を塗りたいときに便利。
絵の下絵や、線画に色を塗るときに相性がよさそうですね。
・オイルパステル
オイルパステルはオイルとワックスを主原料としたパステルで、他のパステルとは違い、油分をかなり含みます。
使用感はドライパステルとは全く異なります。
質感はねっとり、べったりとした感じですね。
クレヨンにかなり近い感じで、ほかのパステルのチョークのような乾いた感じとは全く異なります。
クレヨンとの違いは重ね塗りがかなりしやすいのがメリット。
オイルパステルは発色がかなり強く、力強い色が特長的。
隠蔽率もとても高く油絵の下地にもよく使われます。
ちなみにサクラクレパスも分類上はこのオイルパステルに入ります
オイルパステルはクレパスの印象が強いと子供向け?と思いがちですが、決してそんなことはありません。
油絵のような力強い絵が描けるのでかなり良いですね。
僕も大学生のころによく使っていました。
詳しいメーカーや描き方についてはこちらで解説しています↓
擦筆、ガーゼ、ナイフなど
擦筆やガーゼ、ナイフなどはパステルをこすったり、削ったりするときに使う道具です。
主にドライパステルの場合は擦筆、ガーゼ、ティッシュを使ってこすってのばす技法が使えます。
オイルパステルの場合はパレットナイフで削り取ったり、ひっかいたりする技法が使えます。
いずれも画材の表現がぐっと広がる道具なので、持っておくのがおすすめ。
ペインティングナイフはAmazonで売ってる安いものでオッケー。
画材店のものは高いので注意しましょう。
木製パネル
パステル画は木製パネルの上に描いた方がしっかりとして安定します。
サイズははじめはF6ぐらいのサイズがおすすめ。
材質はラワンとシナがありますが、紙に描くのであればどちらでも構いません。
手軽に描く場合は画鋲などで紙を留めて、しっかり描く場合には水張りをして描きましょう!
画用紙
パステル用の画用紙は厚口~特厚口のものを使います。
パステルだと紙の目の影響が出やすいので、自分の好みに合った画用紙を選べるようになるといいですね。
画用紙はスケッチブックのやつを買って、一枚ずつ剥がして使ってもいいですし、画材店にいくとばら売りもしています。
50枚や100枚など、大量に買う場合はネットでまとめて購入するのが便利
ちなみに画用紙は100均のものはおすすめしません。
紙の目が薄く、かなり描きづらいです。
マルマンの画用紙が一番オーソドックスで使いやすいですね。
水張り用品(水張りテープ、刷毛、水バケツ)
よりしっかりと描きたい場合には水張りをしてから描きましょう。
紙とパネルが密着して固定されるので、描きやすさが段違いになります。
飾るときは額に入れずにそのまま保護スプレーをかければすぐに飾れたりもするのでおすすめ。
絵を販売するようになったら必ず水張りをしてから描きましょう。
詳しい道具とやり方についてはこちら↓
パステルコート
パステルは固まらない画材なので、描き終わったら保護スプレーをかけてあげる必要があります。
ドライパステル用とオイルパステル用に分かれている点は注意が必要です。
額に入れる場合にも保護スプレーはかけた方がいいですね。
オイルパステルの場合、厚く塗りすぎると保護スプレーでも固まらないことがあります。
その場合は額に入れてしまいましょう。
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