画家の教えるアクリル絵の具の選び方とおすすめ4選

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今回はこれからアクリル絵の具で絵を描いてみたい人向けに、おすすめの絵の具を紹介していきます。

アクリル絵の具は油絵の具や日本画材と比べると認知度が低めなので、

「どんな絵の具を使えばいいのかよくわからない!」

と思うかもしれません。

実際に画材展に行くとアクリル絵の具の種類が多すぎて、どれが自分に合った絵の具かがよくわかりません。

そこで、そんな人に向けて、アクリル絵の具の選び方のお手伝いができればと思っています。

アクリル絵の具を選ぶ3つのポイント

アクリル絵の具を選ぶポイントは3つ

・不透明、透明の違いを知ろう

・36色のセットがおすすめ

・大手メーカーはターナー、ホルベイン、リキテックス、アムステルダム

ポイント1 不透明、透明の違いを知ろう

アクリル絵の具には大きく分けて透明と不透明のものがあります。

呼び方として、透明色のものはアクリリック、不透明のものはガッシュと呼ばれることが多いです。

実際に比べるとこのくらい違いますよ。

これはターナーの透明色と不透明の絵の具を比較したものです。

透明か不透明かで絵の表現が変わるので自分に合ったものを使いましょう。

もちろん併用もできます。

僕としては最初は不透明なガッシュがおすすめ。

不透明色でも水で薄めれば透明色に近くなるためです。

こざかい
こざかい

最初は不透明のガッシュをそろえて、慣れてきたら透明色のアクリリックスを買い足すと良いと思います!

ポイント2 36色のセットがおすすめ

初めてアクリル絵の具を揃える時は36色以上のセットを買うことをおすすめします。

絵の具は狙った色を混色することは難しく、

特にアクリル絵の具は乾燥が早いので、油絵のように画面上での混色もしにくいです。

そのため、初めはある程度の色数を揃えた方が良いでしょう。

最低でも24色、できれば36色のセットを買うことをおすすめします。

これプラスでよく使う色を買い足していきましょう。

ポイント3 大手メーカーはターナー、ホルベイン、リキテックス、アムステルダム

アクリル絵の具の大手メーカーはターナー、ホルベイン、リキテックス、アムステルダムです。

これらは高品質で、顔料が鮮やかです。

また、耐光性も高く、年月が経っても色が変わりにくいものがほとんどです。

アクリル絵の具を使う場合はこれらのメーカーから選びましょう。

画材店でも取り扱いがされているので、買い足し易いのも嬉しいポイント。

たまにAmazonではものすごく安いアクリル絵の具を販売しているメーカーがありますが、それらは注意が必要です。

安いメーカーのアクリル絵の具は経年劣化したり、定着性が低い可能性が高いものがあるので、本番用の絵には向きません。

大手メーカーのものを選んだ方が無難です。

こざかい
こざかい

アクリル絵の具のメーカーについてはこちら↓

違いをまとめています

おすすめのアクリル絵の具のメーカーは?

僕の一番のオススメのアクリル絵の具のメーカーはターナーです。

理由は3つ

・高品質で安定している

・入手しやすい

・色数がかなり多い

ターナーのアクリル絵の具は高品質で質が安定して使い易いので、まず間違いがありません。

プロの画家から美大の受験まで幅広く使われており、おそらく日本のシェアno.1です。

画材店だけではなく、ホームセンターでも取り扱われている場合が多く、入手しやすいのもポイント

1色だけ足りなくなった時にすぐに買い足し易いです。

ターナーは不透明色では色数が最も多いのも大きな特徴。

基本色から和カラーシリーズ、メタリック、パール、玉虫色まで幅が広いです。

また、もし透明色を使いたければ、ターナーと同様の理由でリキテックスもおすすめしています。

とりあえず迷ったらor不透明色を使いたいならターナーのアクリルガッシュ

アクリル絵の具で迷ったらとりあえずターナーのアクリルガッシュがおすすめ。

ターナーのアクリルガッシュは不透明色のアクリル絵の具。

美大の受験からプロの画家まで幅広く使われています。

高品質で色数も多いのでオススメ

24色セットもしくは36色セットを選びましょう。

透明色を使いたいならリキテックス

透明色を使いたい場合はリキテックスを選びましょう。

一番の理由は色数が最も多いメーカーだからです。

ターナーと同様に品質もよく安定しており、入手もしやすいのでおすすめ。

じっくり描きたいならターナーのゴールデンオープンアクリリックス

じっくり描きたいならターナーのオープンアクリリックスがおすすめ。

この絵の具はほかのアクリル絵の具と違い、乾燥時間が遅いことが特徴。

普通のアクリル絵の具は乾燥が5分ほどですが、これは30分ほどでかなり遅め。

なので、グラデーションも作りやすいです。

唯一のアクリル絵の具ですね。

また、乾燥後も専用の溶剤で溶かして使えるので、まるで油絵との合いの子のような絵の具。

まだまだメジャーではなく、色数が少ないのがデメリットですが、それでも使う価値ありです。

他のアクリル絵の具との併用も可能。

こちらの記事では実際に使ってみた使用感を書いています↓

たくさん使いたいならアムステルダム

大きな絵を描くためにたくさんアクリル絵の具を使いたい時にはアムステルダムがおすすめ。

ターナーほど色数はないものの、大容量でコスパが良いです。

目安としてはF30号以上を描く時には検討したいところ。

こざかい
こざかい

読んでいただきありがとうございました!

参考になりましたかね?

こちらの記事ではアクリル画に必要な画材をすべて紹介しているので、一緒に読んで参考にしてみてください!↓

アクリル画の参考になる本についてはこちら↓

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