画材の種類一覧!用途と初心者におすすめな選び方を解説【趣味で描く】

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画材の種類を一覧にまとめました!

こんばんはこざかいです!

今回は画材の種類についてまとめました。

画材についての概要がざっくりとわかる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

また、これから絵を描き始めるひと向けに初心者にもオススメかも評価していきます。

ぜひ参考にしてみて下さい!

日本画の画材の種類と一覧

日本画とは、広い意味では日本(江戸時代ごろまで)の画材で描かれていた絵画全般のこと。

もともと日本画という言葉はなく、西洋の絵画が日本に入ってきたので、それと区別するための言葉。

主に、岩絵の具や墨で書かれた絵画のことを指します。

どの画材も基本的に”にかわ”と呼ばれる動物性のゼラチンをつかいます。

こざかい
こざかい

日本画は繊細で美しい色合いが特徴です。

粒子が大きいので、きらきらと光るのも特徴的。

・岩絵の具

岩絵の具とは、鉱石を砕いて粉末状にしたもの。

これを湯煎して”にかわ(動物性のコラーゲンのようなもの)”と混ぜ込んで使います。

絵の下地は和紙で、ドーサ引き(にじみ止め)を施してから描きます。

岩絵の具は粉末の粒子の細かさで種類が分かれているのが特徴。

粒子の大きさによって、絵の質感が変わります。

日本画はほかの西洋の画材と比べて定着力が弱いです。

岩絵の具は原料ごとに3種類あります

・天然岩絵の具(天然の鉱石を砕いたもの)

・新岩絵の具(ガラスを金属で着色して砕いたもの)

・合成岩絵の具(水晶や方解石の粉末を染色したもの。)

新岩絵の具と合成岩絵の具は人工的なものですが、安価なのがメリット。

天然岩絵の具が落ち着いた色なのに対し、新岩絵の具や特に合成岩絵の具はあざやかな色合いです。

・初心者おすすめ度 難しい

・初期予算 2万円〜

・水干絵の具

水干絵の具は天然の土や胡粉、白土を染め上げて作られた粉末の絵の具のこと

こちらも岩絵の具と同様に、にかわで溶いてから使います。

別名、泥絵の具。

おもなメーカーは吉祥で販売されています。

・初心者おすすめ度 難しい

・初期予算 2万円〜

・顔彩、鉄鉢

顔彩、鉄鉢とは顔料ににかわやアラビアゴムを混ぜて作られた固形の絵の具です。

水彩絵の具と日本画の中間のような画材。

使い方は水彩絵の具と同じで、水を付けた筆で少しずつ溶かして使います。

・初心者おすすめ度 普通

・初期予算 15000円〜

・墨

水墨画で使われるのが墨です。

原料の墨は、油煙やマツ材を不完全燃焼させてできた”すす”をにかわで固めたものです。

これをにかわで固めたものが墨になります。

固形の墨は硯で擦って、水と混ぜ合わせてつかいます。

水墨画は墨の濃淡によって表現をしていきます。

墨はメーカーによって少しずつにじみ具合や、黒の色合いが微妙に異なるのが面白いポイント。

墨は黒いもの以外にも、最近では絵画用に色のついたものも販売されています。

・初心者おすすめ度 普通

・初期予算 1万円〜

西洋絵画の画材の種類と一覧

日本画に対して、日本画以外のものを西洋画と呼びます。

顔料のつなぎとしてオイル系の媒体を使うことが多いのが特徴です。

・油絵具

油絵具とは、顔料をポピーオイルやリンシードオイルに混ぜ込んだもの。

岩絵の具と同様に、古くは天然の鉱石を粉末にしていました。

現在は人工的に作られた合成顔料がほとんどです。

油絵具はいろんなオイルと組み合わせて使用します。

オイルによって、速乾になったり、つやが出たりなど特徴が異なります。

絵の支持体は主に木枠に布を張ったキャンバスに描きます。

油絵具の主なメーカーはクサカベ、ターレンス、ホルベイン、ターナーなど。

初心者はクサカベやターナーがおすすめ

・初心者おすすめ度 難しい

・初期予算 2万円〜

油絵具のメーカーはこちら↓

・テンペラ

テンペラとは、西洋画の古典技法のひとつ。

おもに14世紀前後に使われていました。

顔料に卵黄と、必要なら油や水を加えて絵の具として使用。

数日乾燥させると耐水性になります。

このテンペラの技法は手間がかかるので、現在ではほとんど見られません。

自分で行う場合は日本画の岩絵の具を使用して行うことができます。

・初心者おすすめ度 かなり難しい

・初期予算 3万円〜

・パステル

パステルは顔料を固めたもの。

固めるための粘着剤の種類と量によって、

・ハードパステル

・ソフトパステル

・オイルパステル(サクラクレパスも含む)

この3つに分かれます(ハードとソフトを総称してドライパステルと呼ぶ場合もあります。)

ドライパステルは乾いた感じのパステルで、かさかさとした感じの薄い風合いになります。

カッターなどで削って粉に戻してから広く塗るなど、多彩な表現が可能です。

オイルパステルはイメージとしてはクレヨンに近い画材で、日本ではサクラクレパスもオイルパステルの一種です。

少ない力で強い発色になるのが特徴。

油絵の下書きとしても使われます。

・初心者おすすめ度 おすすめ

・初期予算 3000円〜

・クレヨン

クレヨンは顔料を蝋と混ぜ合わせて作られた固形の画材のこと。

オイルパステルと似た性質祖持っていますが、オイルパステルはクレヨンを元に作られました。

クレヨンとオイルパステルの違いですが、クレヨンは重ね塗りができません。

クレヨンは蝋なので、撥水性がかなり高いのも特徴のひとつです。

・初心者おすすめ度 おすすめ

・初期予算 2000円〜

クレヨンとパステル類のメーカーについてはこちら↓

・アクリル絵の具

アクリル絵の具とは、顔料を樹脂に混ぜたもの。

画材の中ではかなり最近のものです。

乾燥が15分程度とかなり早く、乾くと耐水性になります。

安価で経年変化にも強く、画材としての使い勝手に優れています。

こざかい
こざかい

僕も普段よく使っています!

主なメーカーはターナーやリキテックスなど

・初心者おすすめ度 普通

・初期予算 1万円〜

詳しいメーカーの解説はこちら↓

イラスト系の画材の種類と一覧

ここからはイラストでよく使われる画材について紹介していきます。

主にペンや鉛筆類を解説していきます。

・インク

カラーインクはイラストの世界ではよく使われます。

発色の良さが特徴で、ペンにつけたり、直接垂らして使います。

主なメーカーはドクターマーチンやウィンザー&ニュートン

ドクターマーチンは最近国内販売を中止しました。

・初心者おすすめ度 普通

・初期予算 1万円〜

・水彩絵の具

水彩絵の具は日本画の顔彩に近い絵の具です。

一般的に、一度固形にしてから、水につけた筆で溶かして使います。

使いやすさと発色の良さからイラストで使われることも多い画材。

持ち運びにも便利なので、外で風景画を描くのにも向いています。

・初心者おすすめ度 おすすめ

・初期予算 15000円〜

主なメーカーはクサカベ、ホルベインなど

水彩絵の具のメーカーはこちら↓

・色鉛筆

色鉛筆もイラストでよく使われる画材のひとつ。

主に油性と水彩に分かれます。

油性のものは水をはじき、柔らかいものはクレヨンのような発色をします。

水彩色鉛筆は描いた後に水で濡らすことで水彩画のような絵を描くことができます。

主なメーカーは三菱鉛筆やカランダッシュ、ファーバーカステルなど。

・初心者おすすめ度 おすすめ

・初期予算 3000円〜

・ペン類

ペン類はペン画を描くときや、色鉛筆や水彩などほかの画材と併用されて使われることの多い画材です。

画材として人気なのがミリペン。

これは太さが均一に引けるので、本来は製図でよく使われていましたが、インクの出が良いので画材としての人気も高いペンです。

また、アルコールマーカーも人気があります。

コピックなどが有名ですね。

アルコールマーカーは澄んだ色合いで重ね塗りも得意です。

・初心者おすすめ度 おすすめ

・初期予算 千円(ミリペン)

 1万円(コピック)

・鉛筆

鉛筆はデッサンでもよく使われる画材。

デッサンは絵の基礎訓練としては最適で、鉛筆を使います。

モノクロの濃淡とタッチで表現されるので、形のとらえ方や明暗などを学ぶことができます。

原料は黒鉛と粘土を混ぜ合わせています。

初心者にもオススメな使いやすい画材の種類は?

初心者に扱いやすいおすすめな画材は以下の通りです。

・色鉛筆

・ペン類

・パステルやクレヨン類

・アクリル絵の具

・水彩絵の具

この辺りだと思います。

揃える画材が比較的少なく、扱いが簡単なものを選びました。

これから絵を始めたい人はこのどれかから始めると良いです。

こざかい
こざかい

今回の記事が参考になれば幸いです!

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