色鉛筆のセットの色の数は何色を選べばいいの?
今回は色鉛筆を買うときに何色のセットを購入すればいいのかについて詳しく解説していきます。
色鉛筆は消耗しにくく、買い直すものではないので、最初から自分に合ったものを選びたいところ。
美大を卒業して現在も絵を描いたり画材を研究している僕がオススメする選び方の目安をこの記事にまとめました。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
何色セットを買えばいいのか迷いますよね。
後悔しないように、選び方についてまとめました
数の単位はダース
色鉛筆のセットのほとんどはダース単位になっています。
12、18、24、36、48、120とあり、
100色は例外的にあります。
大手メーカーであれば最低48色以上揃っています。
初心者ほど色数を多く揃えよう!36色がおすすめ
色鉛筆は初心者ほど沢山の色数を揃える方が良いです。
理由は色鉛筆は混色がしにくいためです。
例えば12色の基本的な色鉛筆だけだと、肌色や、薄い水色などの明るい色の表現はとても難しいですよね。
鮮やかな赤や青の色鉛筆では薄い色を作ることはほぼできません。
そのため、絵を描くにはできれば48色以上の色鉛筆がおすすめ。
48色以上だと、欲しい色が揃い始めるので、描くのがとても楽になります。
画材を揃えるのも絵の上達の一つです。
これは僕の意見ですが。
同じ価格であれば、18色の高級色鉛筆よりも48色の普通の色鉛筆の方が良いですね。
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絵を描く上では、色の数の多さは作品の色の幅を増やすために重要になってきます。
とはいえ多すぎても仕方がない部分はあるので、自分は36色がベストだと思っています。
色数が少ないことのメリットとデメリット
色数が少ないことのメリットとデメリットをざっくりとまとめると以下の通りです。
色数が少ないメリット
・店頭で手に入りやすい
・携帯に便利
・ほかのメーカーに買い替えやすい
色数が少ないデメリット
・描きたい色がない
・色鉛筆は混色が難しいので、塗るときに苦労する
色数が多いことのメリットとデメリット
色数が多いことのメリットとデメリットは以下の通りです。
色数が多いことのメリット
・描きたい色が見つかるので描きやすい
・初心者に最適
・プレゼントにも最適
・見た目でテンションが上がる
色数が多いことのメリット
・値段が高い
・なくなった色を補充するときは取り寄せなくてはいけない
12色・18色の色鉛筆セット
12、18色の色鉛筆は文房具屋でも多く見かける色数ですよね。
色数は最低限で試しに使うには良いものの、本格的に絵を描こうとするとかなり物足りないです。
鮮やかな色しか揃っていないため、明るく薄い色や、暗い色の表現がとても難しいです。
また、似た色が無いため、混色によるグラデーションも作りにくいです。
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水彩色鉛筆はまだ混色がしやすいのですが、油性の色鉛筆は難しいです。
もし、趣味や仕事で絵を始めるなら48色以上はほしいところ
24色・36色の色鉛筆セット
24色や36色の色鉛筆は多くの画材店で販売されているサイズです。
鮮やかな色が一通り揃っているので、
最低限このぐらいの色数があれば絵を描くときにあまり不便ではなくなってきます。
初心者は最低限36色で揃えたほうがいいです。
48色〜の色鉛筆セット
48色以上になると、色鉛筆では表現の難しい薄い色が揃ってくるので、絵を描くのがとても楽になります。
色鉛筆は絵の具のように薄めて使えないので、薄い色を表現するのはとても難しいですよね。
ですが、48色セットの色鉛筆だと、薄い水色や、薄桃色などがその色で揃っているので、繊細な色の表現もできるようになります。
また、植物などの自然物を描くのにも48色あると便利。
植物の緑は鮮やかな緑を塗ると、造花のような人工物に見えてしまいます。
そのため、緑に茶色を混ぜたりして混色をして鮮やかさを落として色をつくるのですが、
48色の色鉛筆だと鮮やかではない色もそろってくるので、混色をしなくても植物の緑に適した緑の色があったりします。
僕は色鉛筆の初心者ほど、色数はたくさん持っていたほうが良いと思っているので、48色セットを購入することをオススメしています。
100色〜の色鉛筆セット
100色以上のセットは色数がとても多く、そもそもその色数が製造されていないメーカーが多いです。
ですが、一部の大手メーカーのブランドでは100色以上のセットが販売されているものがあります。
100色以上はプロの画家でないとほぼ必要がないレベルではありますが、見た目の豪華さもあり、一度は持ってみたいですね。
100色あると、色のグラデーションがかなりきれいに作ることが大きなメリットになります。
塗りたい色が大抵見つかるので、混色の必要もなくなるほど。
一方で、ある色が無くなったので買い足す場合、画材店などでは手に入らないことが多いので、メーカーから直接ネットで購入する形になります。
100色以上の色鉛筆は木箱に入ることも多く、見た目がものすごく豪華です。
なので、プレゼントとしてもとても喜ばれますね。
100色以上のメーカーについてはこちらで詳しく解説しています。↓
色鉛筆の色数の選び方まとめ
色鉛筆の色数についてまとめると下記のとおり。
・12色~
僕はオススメしません。絵を描くにはかなり物足りない
・24色~
最低限24色は欲しいところ。36色あると絵を描くときには十分。
・48色~
本格的に絵を描くときに。グラデーションもきれいに作れて、絵を描くには困らない。
・100色~
プロ向け。かなり色にこだわりのある人や、リアルな絵を描く人向け
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僕は36~48色の色鉛筆がオススメです。
オススメの色鉛筆メーカー
色鉛筆メーカーは10社以上あり、種類は4,50種類はあります。
どれを購入すればいいか迷いますよね。
そのため、簡単に僕のオススメのメーカーをご紹介します。
詳しいメーカーごとの特徴はこちら↓
色鉛筆の詳しいメーカーごとの特徴は下記の記事でまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!
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