プロ向けの高級画材をまとめました!
今回はプロ向けの高級画材を一覧でまとめてみました!
どれも高品質なので、間違いないものを選んでいます。
これから本格的に絵を描く人にぜひ参考にしてほしい記事になっています。
僕自身、美大を卒業して、現在は3年ほど画材を研究しこのブログにまとめています。
その経験をもとに解説していくのでぜひ参考にしてみてください!
透明水彩絵の具
クサカベ
→全体的に色が落ち着いていて大人っぽい。風景が向き
シュミンケ
→色の溶け具合が良く、均一に色が広がる
ターレンス
→全体的に鮮やかで、特に青がとてもきれい
プロ向けの透明水彩はこの3つが選択肢に入ります。
風景画や静物画を描くならクサカベがおすすめ。
これで描くと大人っぽい雰囲気の絵になります。
中間色も豊富。
また、シュミンケはかなり色溶けが良い絵の具です。
筆でにじませると絵の具がにじむというより広がるといった感じで均一に溶けてくれます。
本来この効果を得るためにはオックスゴールを自分で配合しなくてはいけないのですが、シュミンケはもともとの絵の具の中に練り込まれています。
紙の上に思った通りに色がのってくれるので、全体的にすっきりとした絵を描くことが可能。
好みで分かれるので絵肌に合わせて選びましょう!
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油絵具
・ターレンス レンブラントシリーズ
→いわずと知れた高級油絵具の代表。全体的に鮮やかで堅牢
・ホルベイン ヴェルネシリーズ
→透明感が美しい油絵具
プロ向けの油絵具は定番がレンブラントです。
単一顔料の色彩が鮮やかで、重厚。多くのプロの油絵の画家も使っています。
油絵具で迷ったらこのレンブラントを使えば間違いはありません。
絵の具も堅牢で、長年の経年変化にも耐えてくれます。
ホルベインのヴェルネは透明感がとても美しい絵の具。
油絵を薄塗りして重ねていく描き方をしたり、明るい絵を描くときに向いています。
どっちの絵の具を選ぶかは絵の具の使い方で分かれます。
僕としては、厚めに塗るならレンブラント、薄塗りを重ねていくならヴェルネをおすすめしています。
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アクリル絵の具
・リキテックス リキテックスプライムシリーズ
→乾いても色が変化しない絵の具。透明色を使うならおすすめ
・ターナーアクリルガッシュ
→不透明のガッシュを使うならこれ。色数が豊富すぎ
プロ向けのアクリル絵の具はこの2つがおすすめ。
透明色を使うならリキテックスプライムを使いましょう。
乾く前と後で色が変化しにくいので、絵がめちゃくちゃ描きやすいです。
注意点として、この絵具は画材店でもあまり見かけないのでネットでの購入がおすすめ。
不透明のガッシュを使うなら定番のターナーアクリルガッシュがおすすめ。
色数が絵の具の中では最多クラスで、200色以上あります。
鮮やかな色だけでなく中間色が豊富で、特に和カラーシリーズは絶妙な色がとりそろっています。
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鉛筆
・三菱鉛筆 ハイユニ
→日本の鉛筆の定番のユニの上位版。黒が鮮やか
・マルモグラフ ステッドラー
→芯が硬めで、透明感のある色が得意。
プロ向けの鉛筆はこの2つがおすすめ。
美大の受験のデッサンからプロの画家まで人気のメーカーです。
三菱鉛筆のハイユニシリーズは日本よく見かける茶色いユニ鉛筆の高級版。
価格が倍増しますが、書き味が滑らかになっています。
色も2B以上の黒がとても純粋な黒の色が出ます。
逆にステッドラーは芯が硬めで、F以上の硬い鉛筆を使うときに重宝します。
グレーがとてもきれいな鉛筆。
柔らかい鉛筆はハイユニ、硬い鉛筆はステッドラーで組み合わせるのもあり。
色鉛筆
・カランダッシュ ルミナンス
→芯がとにかく柔らかい。クレヨン並みでめっちゃ鮮やか
・ファーバーカステル ポリクロモス
→王道の色鉛筆。書き味が滑らかで、全体的にバランスがいい。
プロ向けの色鉛筆はルミナンスとポリクロモスがおすすめ。
カリスマカラーはワックスベースの色鉛筆でとにかく芯が柔らかく、そして色鉛筆とは思えない発色をします。
価格もかなり高いのですが、一度使ってみてほしいです。
子どもの時以来、ほとんど色鉛筆なんて使ったことがない人がこの色鉛筆を使うと驚きます。
価格より質を重視したカランダッシュの本気の色鉛筆。
ポリクロモスはオイルベースで、色鉛筆としては王道。
書き味も滑らかで、色を丁寧に重ねながら徐々に複雑な色を作れます。
根強いファンも多く、絵が繊細にきれいに仕上がります。
とにかく鮮やかな色鉛筆が欲しければルミナンスを。
王道の色鉛筆が欲しければポリクロモスを選びましょう。
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クレヨン、オイルパステル
・セヌリエ オイルパステル
→めちゃくちゃ柔らかい最高の高級オイルパステル
・カランダッシュ ネオパステル
→色の鮮やかさが最高の高級オイルパステル
プロ向けのオイルパステルはこの2択。
クレヨンを使いたい人もオイルパステルを使いましょう。
どちらも柔らかく鮮やかですが、強いて言うならセヌリエのほうが柔らかく、ネオパステルのほうが鮮やかです。
セヌリエはもうバターを塗っているのでは?と思ってしまうほど柔らかく、色ががっつり乗ります。
所詮クレヨンでしょ?と思うかもしれません。
ですが、オイルパステルは画材としてはかなり優秀。
僕も大学生のころによく使っていました。
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ドライパステル
・シュミンケ ソフトパステル(ソフトパステル)
→最高級なソフトパステル。伸びと発色の良さがダントツ。めっちゃ柔らかい。みんなのあこがれ
・カランダッシュ パステルキューブ(ハードパステル)
→高級ハードパステル。発色ときめの細かさが段違い。絵を描くならこれ
プロ向けのドライパステルはソフトならシュミンケ、ハードならカランダッシュのパステルキューブがおすすめ。
どちらも紙へののりが良く、書き味が滑らか。
シュミンケは粉の粒子も細かく、手で触ってもざらつかないほど。
上質なファンデーションの粉のような感じ。
粘着剤が極めて少なく、顔料をかろうじて固めたぐらいのものなので、ほぼ顔料の塊と言っていいです。
カランダッシュのパステルキューブはハードパステルでありながらも、
ハードパステルにはあるまじき色の強さと延びを発揮するので、ぜひ使ってほしいパステル。
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マーカー
・コピック
→アルコールマーカーの代表。高品質で海外にも人気。詰め替えを使うと安い
プロ向けのマーカーペンはコピックがダントツ人気です。
イラストを描く人ならほぼ必須のアイテムになっています。
ほかのメーカーだとネオピコやAmazonの激安のものもありますが、
コピックは色数が豊富で単色買いできるのはかなりのメリット。(全358色もあります。)
ペン先(ニブ)の耐久性も高いのでずっと使っていられます。
コピックのみ詰め替え用のインクとニブが売られており、初期費用は高いですが長期的にみるとかなり安く抑えられます。
最初買うとき高っ!って思いますが、自分でインクを詰め替えるようになるとめちゃくちゃコスパが良くなります。
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